プレゼントなど箱を包んだり、ワインや日本酒など瓶ものを包んだりするのに便利な風呂敷。ちょっとしたエコバッグの代わりにも活躍します。この記事では、便利に楽しく使っていただくための、簡単な包み方をご紹介します！
風呂敷の簡単な包み方
日本人に長年親しまれてきた風呂敷。物の形に適した包み方をマスターするだけでなく、シーンによって使い分けできれば、風呂敷はもっと楽しい！
「風呂敷」を使いこなそう
旅行に便利！おつかい包み
持ち運びにも安定しているうえ、結び目がひとつなので、かさばらず美しい。四角い箱型のものや、旅行時に衣類を包むなど、普段使いに重宝する基本の結び方です。
【1】風呂敷の中央に箱の表面を上にして置き、Aが箱にちょうどかかるよう箱を置き直す。
【2】Aを戻す。C〜Dの中央、A〜B線上は箱の大きさによっては中央より向こう側になる。
【3】Bをかぶせる。Bの角は箱の下に入れ込んでも、そのままでもよい。
【4】Aをかぶせ、角は箱の下に入れ込む。箱の上にシワがないように、しっかり包む。
【5】Cを持ち上げ、余分は内側に畳んで箱の角をきれいに整えてからCを右側にかぶせる。
【6】きれいに包むコツは、箱の角や表に出る面をきれいに整えること。印象ががらりと変わる。
【7】同様にDも左側にかぶせる。このとき先にかぶせたCが動かないように。
【8】箱にかぶせたCとDの根元を両手でそれぞれ持ち、中央に寄せるように引き合わせる。
【9】ひと結びしたら、結び目に風呂敷の表がきれに出るよう、もうひと結びする（真結び）。
【10】風呂敷の端（CとD）を左右同じ大きさに、ふっくらきれいに整えたら完成。
こんな使い方もあります！
ラッピングに！リボン包み
風呂敷1枚でできる、かわいらしいラッピングです。はじめに正しい位置に置くことと、箱を倒すときに、ずれないように注意するのがきれいに包むコツです。
瓶を包むのに！巻き包み
反物や掛け軸など、細長いものを包むために考案された『巻き包み』。付録の『北斎モノグラム風呂敷』は、ワインや日本酒の4合瓶がちょうどいい大きさです。
大切な贈り物に！平包み
相手へ敬意や心を込めて贈り物をする際、最もふさわしいのが、結び目をつくらない『平包み』。色柄をふさわしいものに変えれば、慶弔事にも使える包み方です。
