若冲の本邦初公開作品も。生誕300年の締めくくりは京都国立博物館へ

若冲の本邦初公開作品も。生誕300年の締めくくりは京都国立博物館へ

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 2016年は生誕300年を迎えた伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の大規模な展覧会が各地で開催され、美術界は若冲人気で席巻されました。

 そんなメモリアルな若冲イヤーの最後を締めくくるのが、12月13日から2017年1月15日にかけて開催される、京都国立博物館の特集陳列「生誕三〇〇年 伊藤若冲」展です。

 今さらご説明するまでもなく、伊藤若冲は江戸時代の京都で活躍した絵師で、『動植綵絵 どうしょくさいえ』をはじめとした花鳥画を多く描き、鶏は若冲の代名詞ともいえる画題でした。

 しかし、その描写は精細な彩色から力強く大胆な筆墨まで、多様な表現を行っていたのがよくわかるのが、この展覧会の見どころです。

 若冲の画風は『動植綵絵』などの印象から、生真面目だと思われがちですが、あどけない子犬たちが戯れる『百犬図 ひゃっけんず』やカエルとフグが相撲を取るという『蝦蟇河豚相撲図 がまふぐすもうず』、仏教画で有名な画題である涅槃図を野菜で描いた『果蔬涅槃図 かそねはんず』など、思いがけないユーモアに満ちた一面を見ることができます。

※展覧会の会期を過ぎたので、作品画像は削除しました。

 また、数は少ないながら人物画も手がけていて、本邦初公開となる『六歌仙図押絵貼屛風 ろっかせんずおしえばりびょうぶ』は大ぶりな人物描写と諧謔(かいぎゃく)の味わいに溢れた魅力的な表情は、ぜひ会場でご確認いただきたいところです。

 若冲ファンを自認する人から、若冲初心者まで楽しむことのできる展覧会を、年末年始のスケジュールにぜひ加えてください。

展覧会名
特集陳列 生誕300年 伊藤若冲
会期/2016年12月13日~2017年1月15日
会場/京都国立博物館 平成知新館2F-3~5
京都府京都市東山区茶屋町527 地図
開館時間/9時30分~17時(金・土曜は20時まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日/月曜(1月2日・9日は開館)、1月10日(火) 年末年始:12月26日~1月1日
観覧料/一般520円(団体20名以上は各410円)、大学生260円(団体20名以上は各210円) ※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料(年齢のわかるものをご提示ください)。*障がい者の方と介助者1名は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと無料となります。

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