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2017.08.02

日本近代洋画の牽引者・藤島武二の回顧展が始まっています!今週末オススメ美術展情報

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毎週水曜日に、今週末足を運びたい和樂編集部オススメの美術展情報を配信!!

生誕150年記念 藤島武二 展
練馬区立美術館(神戸と鹿児島に巡回)

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明治末から昭和戦前期にかけて日本洋画の発展に貢献した藤島武二(1867−1943)。回顧展が開催されるのは15年ぶり、そして本年は生誕150年という記念の年。

日本における『近代洋画の父』といえば黒田清輝ですが、その黒田に自身の後継者として見い出されたのが藤島でした。29歳で東京美術学校西洋画家の助教授となり、その後、フランス・イタリアに留学。帰国後、後輩の育成にあたりながら、洋画家としての作風を模索し、確立していきます。人生の転機と画業の変遷が素直に現れていて、興味深い。藤島といえばロマンティシズムただよう女性像で有名ですが、晩年の風景画に見る意欲的な色使いや装飾性に新しい感動を得ました。海に、山に描かれたピンクに紫、翡翠の色あい。これはぜひ肉眼で見てもらいたい!

また、藤島が手がけた装幀本も見どころのひとつ。時代を超えたカッコよさに痺れます。

有島生馬、佐伯祐三、小磯良平、猪熊弦一郎など次世代の画家たちに多大な影響を与えたことでも知られる藤島。作品にも温かな人間味を感じることができました。

公式サイト
スクリーンショット 2017-08-01 10.32.47左/藤島武二 『婦人と朝顔』 1904年 油彩 カンヴァス 個人蔵 中央/藤島武二 鳳(与謝野)晶子 『みだれ髪』 1901年 装幀 明星大学 右/藤島武二 与謝野晶子 『小扇』 1905年(第2版) 装幀 千葉市美術館

ヨコハマトリエンナーレ 2017 島と星座とガラパゴス
横浜美術館、横浜開港記念館 ほか

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ヨコハマトリエンナーレは、3年に1度行われる現代アートの国際展です。2017年のコンセプトは『接続性』と『孤独』。多くのアーティストが様々な角度から表現しています。会場は横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜開港記念会館。より楽しむためには、音声ガイドを借りることが編集部のオススメです。横浜で世界の現代アートを巡ってみませんか?

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