2018年12月9日まで、東京国立博物館で「マルセル・デュシャンと日本美術」が開催中です。
マルセル・デュシャン「泉」1917/1950年 Philadelphia Museum of Art.125th Anniversary Acquisition.Gift(by exchange)of Mrs. Herbert Cameron Morris,1998©Association Marcel Duchamp/ADAGP,Paris & JASPAR,Tokyo,2018 G1311
20世紀の美術に衝撃を与えた作家、マルセル・デュシャンの生涯と作品を紹介しつつ、さらに日本美術と比べるという意欲的な展覧会。日用品を芸術作品として位置づけた“レディメイド”作品の代表作で、便器にサインを入れた「泉」と、千利休の花入に、いったいどんな共通点があるのか?
伝千利休作「竹一重切花入 銘 園城寺」安土桃山時代・天正18(1590)年 東京国立博物館蔵 松平直亮氏寄贈
浮世絵に見る日本のリアリズムとは? アニメーションの祖先ともいえる絵巻物における、日本ならではの時間表現とは? 黒樂茶碗、写楽の役者絵、狩野派の水墨画など、展示される日本美術の名品が、新しい日本美術に見えてきます。