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大人だけが知っている!「静寂の京都」

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2024.08.30

数々の奇跡の末に誕生したスキンケアブランド〝FAS〟。「京の素材」と 「発酵×科学」の セレンディピティ

京都ベースのスキンケアブランド。と言っても、老舗のものでもご当地コスメでもありません。大人の肌に、現代にできる最高の素材×技術を探し求めた結果、点と点をつないでいったら京都につながっていた…!そんな奇跡のストーリーを現在進行形で体現しているのが新しく京都に根付く、発酵エイジングケア“FAS”です。

出合いが出合いを呼びたどり着いた〝美肌の素〟

(左)FAS ザ ブラック エッセンス ブランドの主軸である「黒米発酵液」を90%配合した化粧液。瞬時にすん、と肌へ浸透する心地よい感触。キメが整い、ふっくら透明感の高い肌へ導く。200㎖ ¥11,550
(右)FAS ザ ブラック クリーム 「黒米発酵液」を30%配合したクリームに、シワ改善と美白の有効成分ナイアシンアミド、京都の丹波産黒豆由来のペプチドなどをプラス。やわらかなハリをサポート。(医薬部外品)80g ¥24,220

昨年のデビュー以来、“発酵エイジングケア”として大人気のブランド、FAS。
その開発は、「大人の肌に寄り添い、美しくしたい」そんな熱い思いから始まりました。とはいえ、一生、肌を委ねられる本物のスキンケアをゼロからつくるというミッションは、壮大な挑戦です。日本古来の科学と技術の結晶である“発酵”を、最新科学と掛け合わせれば…という予想はあったものの、まったく手探りの状態でスタート。まずは、仲間づくりから、と各分野のプロに声をかけることに。35年以上のキャリアをもつ美容と発酵研究の第一人者・伊達 朗博士と、老舗麴店であり、大手化粧品原料メーカーとの研究実績もある発酵の匠・秋田今野商店と縁がつながり、本格的な発酵コスメの開発へと乗り出したのです。

1万種以上の中から約300種の酵母に目をつけて研究、同時進行で、全国の植物から発酵のベースの素材を探す…膨大な作業に途方に暮れそうになる中で、ついにたどり着いたのが京都府京丹後市の黒米。それも、古代米の研究者・芦田行雄氏が保存用に保持していた、明治時代に絶滅した古代種でした。
これに、秋田今野商店が厳選した酵母を加え、温度や環境をコントロールしながら2段階発酵させて生み出したのが、なんと1滴に738種もの発酵由来生成物を含む「黒米発酵液」。発酵の力により、ナイアシンアミドなどのビタミン類、ミネラル、カルシウム、アミノ酸、ペプチドなど多様な成分が小さな分子で含まれているため、バランスよく肌の全層に届きます。

(左)738種もの発酵由来成分を内包する「黒米発酵液」
京丹後の黒米に、秋田今野商店の酵母を加え、発酵コントロールで生まれた「黒米発酵液」。738種もの成分が含まれ、小さな分子のため肌への浸透力も高い。738種は現在の判別数で、この先の研究で増える可能性もあるそう。アルコールをつくらない酵母を使うから、発酵独特の香りがないのも特徴。
(右)絶滅した古代米を蘇らせた黒米を素材に
発酵のベースとなる素材は、京丹後産の古代種の黒米。白米より栄養価が高く、健康食材としても注目。今から約1300年前平城京に献上したという木簡が見つかっているほど、その歴史は長い。極寒の地で育つFASの黒米は黒色が濃く、抗酸化物質アントシアニンが豊富に含まれる。

開発開始からわずか3年で、これほどまで多くの発酵由来生成物を発見し、唯一無二の美容成分を生み出すことに成功したのです。その後、この「黒米発酵液」を主成分に、目標だったエイジングケアブランドを誕生させました。
“Fermentation(発酵)and Science(科学)”=「FAS」。伝統の素材に発酵技術と最新科学が出合い、生まれた奇跡。今では、京丹後市弥栄町・芋野地区の農地で、地元の農家の方々と協力して無農薬の黒米栽培にも取り組んでいるFASチーム。“運命の地・京都”とのつながりをより強めています。

静謐な空間で、和とものづくりの精神に包まれる

哲学の道の近くの静寂なエリアにあるFAS京都東山本店。築約100年の古民家をリノベーションした旗艦店は、古きよきものを残し新しいものと共存する形で、地域の景色に見事に溶け込んでいます。FAS京都本店で、店長の山岡則久さんにお話を伺います。

窓から緑が鮮やかに目に入る2階の小部屋は本当に静寂に包まれる空間。紅葉の季節も眺めが美しいそう。

京都本店のオープンに伴い、東京から京都へ転居した、店長の山岡則久さん。静かで暮らしやすい環境に驚いているそう。洗い出しの床を使用した庭から入る光と風の抜け感が心地よい。店内には、「よく晴れた日の哲学の道の朝6時」をイメージして開発したという清々しい香りがただよう。

「よく、ふらっと入っていらっしゃったお客様に、『ここは何のお店?』と聞かれるところからお話が弾むんです」と店長の山岡さん。それもそのはず、FAS京都東山本店の店内は、こだわりの深いギャラリー&カフェさながらの風情で、商品であるコスメですら、アートのように美しく収まっている空間。

(左)ブラックの棚がプロダクトを静かに映えさせる。
(右)店内のアートは、京都の著名なギャラリーkankakariさんのお見立て。自然な素材でできている古民家にちなんで、土や草で純度の高いアートをつくる渡辺隆之さんの作品が11点飾られている。1階の壁には季節の花や草で紙漉きのようにした平面作品が(〝のはら〟シリーズより、上から「フキ」「カラムシ」「クローバー」)。

(左)「黒米発酵液」の原料となる京丹後の黒米。
(右)土を突き固めて乾燥させる〝版築〟。空いていれば、店内の版築づくりのテーブルでオリジナルのスイーツとコーヒーをいただける(有料)。

「FASの最初の店舗は、大切な『黒米発酵液』誕生の元となった京都、と最初から考えていました。文化的な雰囲気のある場所という希望で注目した東山エリアで物件を探したところ、偶然、築約100年の古民家を見つけました。日々忙しい大人たちに寄り添うブランドとして、心安まる店にしたかったので、人の温もりが残る建物で、風の抜け感が気持ちよかった、ここに決定しました」
壊して新しいものをつくるのは簡単だけれど、あえて元の家を残して再構築、なるべくあるものを生かしながらリデザイン。前の住人が背比べを刻んだ柱や、京都の深草土を使い昔ながらの“竹小舞”の手法で作られた壁、竈の跡も残っている。一方で、新しく加えるものには、京都に由来するものや手仕事のものへのこだわりが。1階のテーブルとベンチに、地層のような“版築”という手法を採用したり、自然素材でできたアートがそこここに置かれています。

「2階建ての古民家をリノベーションした小さな店ですが、歴史と伝統、受け継がれてきたものと最先端を掛け合わせて、新しい価値を創造するスタイルはプロダクトと相通じるところ。本物感、寄り添う優しさ、心地よさは、FASの精神を体現しています」

撮影/伊藤 信 デザイン/澤田 翔(H.D.O.) 構成/中尾のぞみ、鈴木智恵(本誌)

FAS京都東山本店

ここにいるだけで心が落ち着く、ゆったりと時が流れているような佇まいの旗艦店。買い物だけでなく、文化的背景にも興味をもって空間を楽しみに来るファンも多い。哲学の道や銀閣寺などとあわせて、東山散策のコースに取り入れるのがおすすめ。発酵由来の美とスローに過ごす贅沢な時間で、心まで浄化してキレイになれそう。

京都府京都市左京区鹿ケ谷下宮ノ前町3
075ー741ー6655
11時〜18時
休:火・水、年末年始

ここでもFASに会えます!

FAS京都 髙島屋S.C.店

旗艦店同様、京都の作家と制作した和紙を貼った店内は、やわらかな光に包まれ、和の温かみを感じる空間。

京都府京都市下京区四条寺町東入2御旅町35 京都髙島屋S.C.2F
10時〜20時
休:京都髙島屋S.C.に準じる

FAS伊勢丹新宿店

昨年のポップアップストアが好評につき、待望のショップが新伊勢丹内に登場。東京でも直接お試しして購入できるように!

東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館2F
10時〜20時
休:伊勢丹新宿店に準じる

FAS 阪急うめだ本店

大阪1号店としてオープン。FAS初のキャビンを併設した店舗となり、2024年9月下旬よりトリートメントサービスを開始予定。

大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店10F HANKYU BEAUTY/FAS
10時〜20時
休:阪急うめだ本店に準じる

問い合わせ

0120・150・508
https://fas-jp.com/

※本記事は『和樂』2024年10,11月号の転載です

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和樂web編集部

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