2017年11月26日まで、永青文庫で平成29年度秋季展「重要文化財 長谷川等伯障壁画展 南禅寺天授庵と細川幽斎」が開催中です。
細川幽斎は、戦国時代を生きた武将であり、千利休らとともに豊臣秀吉に重用された文化人でもありました。南禅寺の塔頭・天授庵を再興、万丈には桃山期を代表する絵師・長谷川等伯が描いた障壁画が残されています。今回の展覧会では、その全32画面を公開。後期展示されている4人の隠士を画題にした「商山四皓図」では、等伯の簡略化された筆使いに、晩年ならではの深い精神性を感じます。
重要文化財 長谷川等伯 「商山四皓図」(部分) 慶長7(1602)年 天授庵