2018年2月28日まで、静岡県立美術館で「アートのなぞなぞ-高橋コレクション展 共振するか反発するか?」が開催中です。
会田誠 「大山椒魚」 2003 ©AIDA Makoto photo by 木奥恵三 Courtesy of Mizuma Art Gallery 高橋コレクション蔵
精神科医で、現代アートコレクターの高橋龍太郎がこれまでに収集した作品は、約2500点。この展覧会では、1990年以降の日本の若手アーティストの作品が3つの謎にそって展示され、謎解き感覚で鑑賞することができます。「いないいないばあ」と題した第1章では、不完全なもの、目の前に存在しないものを映し出す作品を紹介。「おとなこども」として、フィギアやマンガ、アニメといった少年的思考が息づく作品を展示する第2章、「なぞらえ」として、日本の美をなぞらえた作品を展示する第3章により、現代アートを深く読みとくことのできる展覧会です。
西尾康之 「FUJI」 2013(部分) Courtesy of YAMAMOTO GENDAI 高橋コレクション蔵