2018年5月6日まで、山種美術館で「桜 さくら SAKURA 2018-美術館でお花見!-」が開催中です。
日本画家たちによる桜の絵画で満開に!
奥村土牛「醍醐」1972(昭和47)年 紙本・彩色 山種美術館蔵
山種美術館の桜作品といえば、京都の桜を描いた奥村土牛の「醍醐」がおなじみですが、ほかにも渡辺省亭「桜に雀」、上村松園「桜可里」、速水御舟「夜桜」、東山魁夷「春静」など、数多く所蔵する桜の名画を一堂に公開する、6年ぶりの「桜」展。爛漫と咲き誇り、やがて散りゆく桜の美しさは、古くから詩歌に詠まれ、調度や衣装の文様にもなり、風俗画、風景画、花鳥画など、絵画においてもさまざまに描かれてきました。桜に対する画家それぞれの想いが映し出された作品も多く、改めて、日本人にとって桜がいかに特別な花であるかを実感します。「美術館でお花見」する気分でお出かけください。
速水御舟「夜桜」1928(昭和3)年 絹本・彩色 山種美術館蔵