島根県松江市の宍道湖畔に建つ、島根県立美術館。2018年9月10日まで、「水野美術館コレクション展 日本画の美」を開催中です。
島根県立美術館ってどんなとこ?
水との調和がテーマの島根県立美術館は、平成11(1999)年に開館した比較的新しい美術館です。水をテーマにした国内外の絵画を収集展示しているほか、ロダンをはじめとする彫刻や、島根ゆかりの作家の作品も所蔵しています。美しい宍道湖の風景と一体化したような建物の形態は、水面と大地をつなぐ「なぎさ」をイメージしたもの。設計を手がけたのは、多くの美術館や博物館の建築設計を担当した菊竹清訓さん。高い天井を持つロビーからは、湖の景観を楽しめます。
水野美術館コレクションとは?
水野美術館は、長野市に建つ日本画を専門とする美術館です。実業家であり、コレクターの故 水野正幸さんの、「日本画の素晴らしさを多くの人と共有したい!」という思いから、平成14(2002)年に建てられました。近代日本画壇を代表する作家から現代作家、また長野県出身作家の作品などを収蔵。日本美術を愛した水野さんが、長年をかけて蒐集したコレクションです。
30名の作家による、選りすぐりの名品65点が集結
横山大観「無我」明治30(1897)年 水野美術館蔵
今回の展覧会では、横山大観をはじめ、上村松園、菱田春草など近代日本画を代表する巨匠たちの作品や、戦後日本画壇の中心となった杉山寧や平山郁夫の作品など、幅広いジャンルの日本画が集まります。水野コレクションの中から選りすぐった、30名の作家による作品65点。これは見に行かねばなりません!
「水野美術館コレクション展 日本画の美」
会場 島根県立美術館
会期 開催中〜2018年9月10日
公式サイト