2018年10月2日まで、MOA美術館で「歌麿とその時代 浮世絵黄金期の輝き」が開催中です。
喜多川歌麿「婦女人相十品 文読美人」江戸時代 寛政3〜4(1791〜92)年ごろ 大判錦絵 MOA美術館蔵
江戸時代後期、女性の上半身や顔を画面いっぱいに描く「美人大首絵」で、従来の美人画を一変させるほどの人気を博した喜多川歌麿。「婦女人相十品 文読美人」は、美人大首絵創始期に、背景を雲母摺りとした早い作例として貴重な作品です。ほかに、世界に2点しかない東洲斎写楽の「大童山土俵入」三枚続きや、重要文化財の肉筆浮世絵、勝川春章の「雪月花図」「婦女風俗十二ヶ月図」など、黄金期の浮世絵がずらり。