Gourmet
2019.09.04

【沖縄】フォアグラ?からすみ?奇跡の「鍾乳洞貯蔵熟成豆腐餻」を試してびっくり!

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複雑で豊かな旨み。「豆腐のフォワグラ」!?

泡盛で起きた奇跡が、豆腐餻にも起きた。鍾乳洞でじっくり1年2ヶ月の月日をかけて仕上げた「鍾乳洞貯蔵熟成豆腐餻」は、“豆腐餻概念”を覆す風味だった。

鍾乳洞内で、長期熟成される豆腐餻

あまり見たことのない褐色に仕上がった豆腐餻を口に入れると、食感は生チョコレートのよう。角がなく繊細でなめらかな口あたりに驚く。その味わいは極めてやさしく、そして濃厚。チーズのようなコクに加えて、
豆腐から作られたとは思えない複雑で豊かな旨みがある。まるでカラスミのような風味。

マイルドで、アルコールのつんとした匂いもない、鍾乳洞貯蔵熟成豆腐餻。酒の肴としても、ごはんのお供にしても美味しい

「たしかに、塩辛など海のもののような濃厚さがありますね。ちなみに先日、取材に訪れたフランスのテレビ局のクルーは『豆腐のフォワグラ』と言っていましたね」と善規さんが笑う。

インターリンク沖縄では、1年前後熟成させた「うみないび」に加えて、約6ヶ月熟成の「みやらび」、約3ヶ月熟成の「わらび」も販売。食べ比べてみるのも楽しい

調味料として使えば料理がワンランクアップ

深みのある味わいの豆腐餻は、調味料として使っても料理の味わいが、グンとアップするという。レストラン長楽で提供されている「豆腐餻のパスタ」は、鍾乳洞長期熟成豆腐ようをソースとして使った一品。食べてみると、からすみかウニのパスタとしか思えない!とんでもなくゴージャスな味わいだ。

レストランで大人気の「豆腐餻のパスタ」。まったり濃厚。正直カラスミのパスタより美味しかった(涙)

インターリンク沖縄では、鍾乳洞貯蔵熟成豆腐ようをペースト状にして香辛料などを加え、調味料として手軽に使える「豆腐餻モダンシリーズ」も開発。

「豆腐餻モダンシリーズ」。左から「洋風」「中華」「琉球」

豆腐餻そのものの味わいをダイレクトに楽しめる「琉球」は、肉や魚に塗って焼いたり、煮込みに使うと、ほかの調味料を加えなくても、これひとつで深みのある絶品料理に仕上がる。

ニンニクやアンチョビ、オリーブオイルを加えた「洋風」は、パスタやバーニャカウダソースとして味わうのがおすすめ。肉や魚料理のソースに使ってもよい。

洋風を使った「バーニャカウダソース」。野菜との相性もバッチリ

パンに塗って焼いた「豆腐餻トースト」は、ワインにもぴったりの味わいだ。

「豆腐餻トースト」。豆腐餻を塗って焼くだけで最高のワインのおつまみが完成!

石垣島の唐辛子、コチジャンやゴマ油を加えた「中華」は冷ややっこや、おかゆ、麺類にも最高の相性。バンバンジーにしてもバツグンに美味しい!

鍾乳洞と時間が作り上げたスペシャルな豆腐餻を、是非味わってみて!
インターリンク沖縄

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薬膳アテンダント。国立北京中医薬大学日本校卒業、国際中医薬膳師資格取得。食文化ジャーナリスト、さばファンの団体「全日本さば連合会」にて広報担当「サバジェンヌ」としても活動中。http://www.yuruyakuzen.com/