複雑で豊かな旨み。「豆腐のフォワグラ」!?
泡盛で起きた奇跡が、豆腐餻にも起きた。鍾乳洞でじっくり1年2ヶ月の月日をかけて仕上げた「鍾乳洞貯蔵熟成豆腐餻」は、“豆腐餻概念”を覆す風味だった。
あまり見たことのない褐色に仕上がった豆腐餻を口に入れると、食感は生チョコレートのよう。角がなく繊細でなめらかな口あたりに驚く。その味わいは極めてやさしく、そして濃厚。チーズのようなコクに加えて、
豆腐から作られたとは思えない複雑で豊かな旨みがある。まるでカラスミのような風味。
「たしかに、塩辛など海のもののような濃厚さがありますね。ちなみに先日、取材に訪れたフランスのテレビ局のクルーは『豆腐のフォワグラ』と言っていましたね」と善規さんが笑う。
調味料として使えば料理がワンランクアップ
深みのある味わいの豆腐餻は、調味料として使っても料理の味わいが、グンとアップするという。レストラン長楽で提供されている「豆腐餻のパスタ」は、鍾乳洞長期熟成豆腐ようをソースとして使った一品。食べてみると、からすみかウニのパスタとしか思えない!とんでもなくゴージャスな味わいだ。
インターリンク沖縄では、鍾乳洞貯蔵熟成豆腐ようをペースト状にして香辛料などを加え、調味料として手軽に使える「豆腐餻モダンシリーズ」も開発。
豆腐餻そのものの味わいをダイレクトに楽しめる「琉球」は、肉や魚に塗って焼いたり、煮込みに使うと、ほかの調味料を加えなくても、これひとつで深みのある絶品料理に仕上がる。
ニンニクやアンチョビ、オリーブオイルを加えた「洋風」は、パスタやバーニャカウダソースとして味わうのがおすすめ。肉や魚料理のソースに使ってもよい。
パンに塗って焼いた「豆腐餻トースト」は、ワインにもぴったりの味わいだ。
石垣島の唐辛子、コチジャンやゴマ油を加えた「中華」は冷ややっこや、おかゆ、麺類にも最高の相性。バンバンジーにしてもバツグンに美味しい!
鍾乳洞と時間が作り上げたスペシャルな豆腐餻を、是非味わってみて!
インターリンク沖縄