室内で起こる怪奇現象のレベルを調整できる「怖い部屋」、壁がスイッチだらけの「多い部屋」、景色を変えられる「景色の部屋」、人気ボードゲームが揃った「ボドゲの部屋」…不思議な11の客室のあるゲストハウス、その名も「不思議な宿」が2019年9月12日、京都にオープンしました!
テクノロジー×エンタメ×京都らしさ! 遊べるゲストハウス
こちらの宿の見どころを3つ、ご紹介します。
その1 たまに動く喫茶店
宿屋の1階には「たまに動く喫茶店」があります。こちらのメニューでは、コーヒーやサンドイッチと並んで「音楽」が注文できるようになっています。好きな曲を注文すると、そのテンポに合わせて、店内にある提灯や時計、トイレのサインが踊り出すのです!
普通動かない物を動かすことで、魔法の世界のような、不思議な空間を演出。「時報、和太鼓、テクノ、ロック、フレンチ」など、9つのジャンルによって、空間がいろんな踊り方をします。
※喫茶店は、宿泊なしでも見学できます。ただし、飲食物の提供は宿泊者様限定となります。
その3 不思議な11の客室
宿泊できる11の客室は、それぞれ異なるアイデアが盛り込まれています。
1.怖い部屋
照明の明るさを調節する「調光ダイヤル」をハッキングして「怖さを調整できるダイヤル」にした部屋。ダイヤルが0の状態では何も起きませんが、1〜4に合わせると、そのレベルに合わせた怪奇現象が起こります。何が起こるかは、お楽しみ…!
2.多い部屋
こちらは、スイッチの数が異様に多い部屋。スイッチを押すと、様々な音が鳴り、サンプラーのように演奏を楽しむことができます。
3.贈る部屋
続いては一緒に宿泊する人(恋人・家族・友人)にメッセージを贈れる部屋です。あなたの声を録音したボイスレターが、感傷的な音楽・照明とともに流れます。結婚式で贈る「親への手紙」のように、京都旅という特別な時間で、日頃言えなかった感謝の気持ちなどを伝えられる「エモい部屋」です。
4.景色の部屋
障子から見える景色を変えられる部屋です。山中にある部屋、水中を潜る部屋、不思議な影絵の映る部屋など。1つの部屋で、20種類以上の景色や天気を楽しめる部屋です。この部屋だけのために「部屋の景色を変更できるアプリ」もあります!
5.代謝の部屋
最後に紹介するのは、ボルダリングで遊べる部屋です。筋トレグッズも用意しましたので、思う存分筋肉をいじめてください。
…このほかにも、インディーズボードゲームで遊び尽くせる部屋や、かわいい部屋など、趣向を凝らした部屋がたくさんあります。各部屋、1人1泊7500円から(時期により変動)で、1-2名が泊まれる程度の広さになっています。
その3 あちこちに潜む不思議なしかけ
宿には、このほかにも日本の文化をベースにした遊び心あるしかけが、たくさんあります。
1.お柱さん
喫茶店の中にある1つの柱は、生きています。柱に空いている穴に、質問を投げかけると、柱の中からコンコンと「ノック」が返ってきます。天から紙を落としてきて答えてもくれます。
2.おみくじのれん
入り口にあるのれんは、おみくじ機能付き! 二重になったのれんを1枚めくると、今日の運勢が出てくるというしかけです。
3.八百万の神
日本には、いろんなものに神様が宿っているという「八百万の神」の考え方があります。この宿でも、いろんな場所に「神様」が宿っているようです。
このように、あちこちに不思議なしかけが仕込まれた、ゲストハウス。京都にはたくさんのゲストハウスがありますが、これまでとは全く趣向の異なる宿泊施設です。令和時代の京遊び。こんな京都もいかがでしょうか。
「不思議な宿」公式サイト: https://fushiginayado.com/