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普段の珈琲こそ美味しく。
地元の人々に愛されるローカルの名店「COFFEE HOUSE maki」
昔ながらの風情を残す出町柳(でまちやなぎ)で、40年来愛され続ける喫茶店。
店の2階で焙煎を手がける専門店で、珈琲のメニューは10種類以上。とはいえ「常連さんが多く、注文の8~9割は店の顔のネルドリップのブレンドコーヒー」。一日に何度も豆を挽き、淹れるため、店にはいつも珈琲のいい香りが立ち上っています。
店主の牧野久美さんが挽きたての豆を用い、お湯の温度と注ぐ高さを確認しながら淹れるブレンドは、ネルドリップならではのコクとまろやかさのある、雑味のないすっきりとした美味しさ。名物の食パンにポテトサラダや野菜がぎっしり入った「モーニングセット」はドレッシングまで自家製で、有次の包丁で小気味よく切る野菜はフレッシュ。〝普段のものを美しく美味しく〟。そんな茶味が行き届いています。
COFFEE HOUSE maki こーひーはうす まき
住所:京都市上京区河原町今出川上ル青龍町211
電話:075-222-2460
営業時間:10時~17時 火曜(祝日の場合は翌日)休
※2023年4月~5月の大型連休のころに価格改定の予定。
撮影/伊藤 信 構成/川村有布子、福持名保美(本誌)※本記事は雑誌『和樂(2021年4・5月号)』の転載です。