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2024.01.17

藩主も湯治に訪れた、雪見の秘湯へ。「鶴の湯温泉」【〝おもてなし〟を体感できる至高の湯宿】

至高の温泉地と湯宿をご紹介する全13回シリーズ、第10回は「鶴の湯温泉」をお送りします。

シリーズ一覧はこちら

これが温泉好きに大人気の混浴露天風呂。

秋田県・乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」
雪見の湯に心奪われる、秘湯の宿

冬の温泉旅で憧れるのは、なんといっても〝雪見の露天風呂〟。その夢をかなえてくれる宿が、乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)の「鶴の湯温泉」です。
写真の露天風呂は混浴ですが、乳白色の湯と湯気が隠してくれるので、人の視線を気にすることもなく、安心して名湯が楽しめます。また、男女別の露天風呂「中の湯」と行き来できるのも魅力的。ほかに内湯の「白湯(しろゆ)」「黒湯」など4種類の源泉が楽しめます。
昔ながらの建物を活用した多様な客室のうち、最も人気があるのが茅葺(かやぶ)きの「本陣」。この名は、かつての藩主・佐竹公が湯治(とうじ)に訪れたことの名残。
温泉も、客室はもとより、地元の名物がそろった料理や素朴なもてなしなど、そこかしこに昔懐かしい趣に満ちあふた湯宿を訪れると、極上の安らぎを感じられることは請け合いです。

左/宿の名物料理「山の芋鍋」。山里の美味尽くしの食事で体の芯までホッコリ。右/「本陣」の客室。囲炉裏がある古きよき暮らしを体験できる。

【湯宿DATA】

鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林50 
電話:0187-46-2139
宿泊料金:2名1室利用時1名¥10,600(税込)~(1泊2食付)※冬期間(大体10月~5月)は暖房費1部屋別途1,320円。
アクセス:羽後交通バス乳頭線「アルパこまくさ」バス停より無料送迎バスあり。
公式サイト:http://www.tsurunoyu.com/

撮影/佐藤敏和 構成/山本毅
※本記事は雑誌『和樂(2023年2・3月号)』の転載です。
※表示の宿泊料金は税金・サービス料込みの金額です。別途入湯税や、入浴料などがかかる場合があります。また、連休や年末年始など、特別料金が設定されている場合もあります。
※お出かけの際には宿のホームページなどで最新情報をご確認ください。

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和樂web編集部

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