Travel

2026.02.21

超キュートでおちゃめ♡ 京都・名店の包装紙

店の顔ともいえるものが、包装紙ではないでしょうか。それ自体は値段のつかないものなのに、調べてみると高名な画家が手がけていたり、店主自らが考えていたものだったり……。食べ終えたあとも甘い余韻をもたらす包み紙に、その店の世界観や、プレゼン力と呼びたいような、人知れぬ思いを感じます。

包装紙が洒落ていると、それだけで中身も同じぐらい「良質なもの」と判断してしまう人間の心理を、長い商売を通じてどの土地よりもわかっている地域が、京都なのかもしれません。それは自分のところの商品に、絶対的な自信があると言い換えることもできるでしょう。さあ、ときめきの包装紙ワールドを楽しんでください!

これぞ、ザ・京都! 包装紙に心惹かれて「末富」

茶人が厚い信頼を寄せる老舗。
包装紙は日本画家・池田遙邨(いけだようそん)と店主が相談してつくったもので、桜、牡丹、扇などの雅なモチーフを展開。
麩焼き煎餅の「行雲流水(こううんりゅうすい)」12枚入1箱1,290円。

包装紙の色は〝末富ブルー〟と呼ばれてます

末富(すえとみ)DATA

住所:京都市下京区松原通室町東入ル
電話:075-351-0808
営業時間:9時~17時
休み:日曜・祝日
公式サイト:https://www.kyoto-suetomi.com

鮮やかなオレンジでおいしそう!「田中鶏卵」

錦市場で92年。化学調味料や添加物を一切使用しない、ほんまもんのだし巻き専門店。
包装紙は創業当初から微修正しながら使われている柄で、店名以外はすべて手書き。
プレーンな「京だし巻き」1,300円。

〝新鮮 地玉子〟と、そっとアピール!

田中鶏卵(たなかけいらん)DATA

住所:京都市中京区錦小路通富小路通西入ル
電話:075-221-2094
営業時間:9時〜17時
休み:年始

シックで力強い文字デザイン「田丸弥 本店」

人間国宝・芹沢銈介(せりざわけいすけ)のシグニチャーともいえる「春夏秋冬」の文字を使用。
サクサクと軽やかな煎餅「白川路(しらかわじ)」を魅力的に演出。
「白川路」3枚×12袋入1箱1,100円〜。

民藝の素朴な心まで伝えてくれる

田丸弥 本店(たまるや ほんてん)DATA

住所:京都市北区紫竹東高縄町5
電話:075-491-7371
営業時間:9時〜17時
休み:日曜・祝日
公式サイト:https://shirakawaji.com/

レトロな包装にキュン♡「総本家 河道屋」

約300年近く「蕎麦ほうる」と蕎麦を商っている。
筋入りの色ハトロン紙に、店ロゴなどの独自の透かし模様が入った包装紙が絶妙。
「蕎麦ほうる」300g入(50g6袋)1,512円。

袋を見ただけで、香ばしい香りが思い出される!

総本家 河道屋(そうほんけ かわみちや)DATA

住所:京都市中京区姉小路通御幸町西入ル
電話:075-221-4907
営業時間:8時30分〜17時30分
休み:年始
公式サイト:http://www.kawamichiya.co.jp/souhonke/

しば漬けをかわいく包む、愛される民藝柄「志ば久」

こちらの包装紙は、3代目の当代主人が、50年ほど前にきものの小紋柄からイメージをふくらませてデザインしたもの。
自家栽培の赤紫蘇を使った昔ながらの「赤志ば」540円。

つくり手の真心を包装紙のデザインに反映

志ば久(しばきゅう)DATA

住所:京都市左京区大原勝林院町58
電話:075-744-4893
営業時間:9時~16時
休み:水曜(祝日の場合は振替休日あり)
公式サイト:https://www.shibakyu.jp

ちょっぴり古風。ミニサイズが素敵!「大極殿本舗 本店」

名物「春庭良(カステイラ)」の包装は、大正時代の包装紙を復刻したもの。
趣のある南蛮人の絵も、カステラの滋養についての解説も味わい深い!
明治18(1885)年創業の歴史を感じさせる。
「春庭良(カステイラ)」ハーフサイズ972円。

ハイカラな時代の余韻を感じさせる包装紙

大極殿本舗 本店(だいごくでんほんぽ ほんてん)DATA

住所:京都市中京区高倉通四条上ル帯屋町590
電話:075-221-3533
営業時間:9時30分~18時
休み:水曜

※本記事は雑誌『和樂(2021年4・5月号)』を再編集した転載です。
※価格表示は2026年2月現在の税込価格です。
※休日など変更される場合があります。
Tag
Share

和樂web編集部


撮影/伊藤 信 構成/植田伊津子
おすすめの記事

【京都】エリザベス女王もびっくり?末富の小さな和菓子がかわいすぎる!

和樂web編集部

創業300年!老舗「晦庵 河道屋」で、京風蕎麦を堪能【茶味こそが京都!春編】

和樂web編集部

京都の老舗、美しい“掛け紙”6選。こんなにスペシャルだった!

和樂web編集部

桜の時期に行きたい京都観光スポット69選

和樂web編集部

人気記事ランキング

最新号紹介

2,3月号2025.12.27発売

これぞ国宝! 坂東玉三郎

※和樂本誌ならびに和樂webに関するお問い合わせはこちら
※小学館が雑誌『和樂』およびWEBサイト『和樂web』にて運営しているInstagramの公式アカウントは「@warakumagazine」のみになります。
和樂webのロゴや名称、公式アカウントの投稿を無断使用しプレゼント企画などを行っている類似アカウントがございますが、弊社とは一切関係ないのでご注意ください。
類似アカウントから不審なDM(プレゼント当選告知)などを受け取った際は、記載されたURLにはアクセスせずDM自体を削除していただくようお願いいたします。
また被害防止のため、同アカウントのブロックをお願いいたします。

関連メディア