看板料理「うぞふすい」で〆る前の、お楽しみ! わらじやの「うなべ」
七条通沿いの茶屋に始まり、長く料理を提供する宿屋(旅籠〈はたご〉)として続いてきた店。昭和26(1951)年より、鰻を軸にした専門店に転向しました。記録に残っているだけでも元和(げんな)10(1624)年より商いが続いてきたという歴史をもちます。
鰻料理といえば、丼や重箱に入った料理が王道ですが、看板料理は「うなべ」と「うぞふすい」。
「鰻を専門にした理由は、茶懐石料理を出していた名残と聞いています。ただ、店を再開したのは戦後まもなくのことですし、滋養のいいものを提供したかったのでは? そして雑炊は、雑炊がしたかったというよりは、米が満足に行き渡らなかったからだと思うんですよ」とは、料理長の三山口(みやまぐち)誠さん。
さて、本来ならのれんにも記されている「うぞふすい」を取り上げるところですが、「うなべ」の特異さを今回はご紹介。具は焼いた鰻、庄内麩(しょうないふ)、焼ねぎ、春雨とシンプルですが、鰻が筒状に焼かれていることに注目を。遠火で約40分かけて焼き上げた後、骨をすべて手で抜きます。鰻は身から出た脂に包まれて、揚げ焼きのような状態に。これだけでも絶品なのに、生姜と日本酒のたっぷり入った鰹(かつお)と昆布の出汁を吸い込んだお味は、別次元のおいしさ。体も芯から温まります。

「うなべ」の筒切りにして焼いた鰻がうまいのなんの

「うぞふすい」はこちら


わらじや DATA
住所:京都府京都市東山区西之門町555
電話:075-561-1290
営業時間:11時30 分~14時(L.O.)、17時~19時(L.O.)
休み:火曜、臨時休業あり
公式サイト:https://uzofusui-warajiya.kyoto/
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※表示した価格は税込価格です。価格や営業時間などは2026年3月現在のもので、変更される場合もあります。あらかじめ公式サイトなどでご確認ください。

