上質な漆のお椀こそ、ふだん使いに!【一生愛せる「うつわ」と出合う・その1】髙森寬子さん(1)
「うつわを手に取って口元まで運び、縁に唇を当ててものを食べるのは日本人だけの習慣です。手や唇に熱を穏やかに伝え、軽くて手なじみのいい漆器は日本人の食習慣に適した、用と美に優れたうつわです」と語るのは、漆中心の生活道具ギャラリー「スペースたかもり」主宰の髙森寬子(たかもりひろこ)さん。漆器の魅力を紹介して40年以上のギャラリーオーナーであり、漆使いの達人である髙森さんの日常を参考に、自分好みの飯椀・汁椀を見つけてみませんか?