時代劇を見ていると、よく悪代官と出入りの越後屋がひそひそと話をしているシーンがあり、聞いたことがある人も多いと思います。
『なにとぞ、隠密に』
クイズの答えは『おんみつ』でした。
(『いんみつ』と読むこともあります)
人に気づかれないように、物事を隠して行うという意味で使われます。戦国時代から江戸時代にかけては、隠密を命じられていたのが忍者でした。現代で言えば諜報活動を行うスパイと言えます。
昨日、ニュースで飛び交った人気女優と人気俳優の結婚。
『隠密愛』と書かれている記事を見て、悪いことをしているわけではないのに、なんだか気の毒になりました。
『隠密』には実は深い意味が
『隠密』って言葉を聞くと、怪しい雰囲気が漂いますよね。でも由来は、仏教用語なんです!
『真理』というのは、深い悟りの中で知るもので、簡単に言葉で伝えられるものではない。心で通じるものであり、以心伝心、すなわち言葉で言い表せない世界が隠密ということなのだとか。
そう考えると、話題となった人気カップルの結婚にも「お似合い」という人もいれば、「意外!」という人もありました。結局、恋愛とは本人たちにしかわからない世界。すなわち隠密と言えるのかもしれません。そういえば、結婚したばかりのカップルを『蜜月カップル』ともいいますし、男と女の関係は、いつの時代も『密』であり『蜜』なのですね。やはり今年の流行語は『密です!』ということで。お後がよろしいようで!
▼続けて漢字クイズに挑戦!「糟糠」読めますか?
クイズ!「糟糠」なんて読む?こんなパートナーが欲しい!と思っちゃう故事も紹介