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2017.09.05

近代日本画の四天王、ぞうのババール・フランス絵本にピューリッツァー賞を受賞した日本人カメラマン。全国の必見美術展!

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この秋、全国で必見の美術展をご紹介。福井では近代日本画の父と称される狩野芳崖とその弟子たち、 群馬、館林ではフランス絵本の世界、静岡ではピューリッツァー賞を受賞した日本人カメラマン、沢田教一展が開催されています。お近くのかたはぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?

『開館40周年特別企画展2 狩野芳崖と四天王-近代日本画もうひとつの水脈-』

福井県立美術館 9月15日〜10月22日

P14_まだまだ福井狩野芳崖 『伏龍羅漢図』 一幅 福井県立美術館蔵

近代日本画の父と称される狩野芳崖には、4人の高弟がいました。岡倉秋水(おかくらしゅうすい)、岡不崩(おかふほう)、高屋肖哲(たかやしょうてつ)、本多天城(ほんたてんじょう)です。芳崖の制作を間近で見ていた彼らも、並外れた才能をもち、「芳崖四天王」と注目されていました。

この展覧会では、秋水の『不動明王』など、ほぼすべての四天王の作品が初公開!そのほか芳崖作品はもちろん、横山大観(よこやまたいかん)、下村観山(しもむらかんざん)など、同時期に活躍した画家の作品もそろいます。

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『澤田教一(さわだきょういち)故郷と戦場』

IZU PHOTO MUSEUM 9月9日〜12月25日

P14_まだまだIZU澤田教一 『米軍三沢基地内』 1995〜61年

澤田教一は、ベトナム戦争が拡大の一途にあった時期に最前線で撮影を続けたカメラマン。34歳で銃弾に倒れるまでに数々の傑作を世に送り出しました。ピューリツア賞を受賞した、故郷を追われながらも必死に生き抜こうとする人々の姿をとらえた『安全への逃避』や当時では珍しいカラーフィルムを使用した『米軍三沢基地内』をはじめ、彼の未発表のカットを含む写真や電送写真原稿、約300点が展示されます。

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『鹿島茂(かしましげる)コレクション フランス絵本の世界』

群馬県立館林美術館 9月23日〜12月24日

P14_まだまだ群馬ジャン・ド・ブリュノフ 『ババールの新婚旅行』 1932年より

さまざまな教育普及事業も行っている群馬県立館林美術館で、フランス文学者、古書コレクターの鹿島茂氏が、30年以上前から長く収集を続けてきたフランス絵本のコレクションを初お披露目。出展作品はなんと約300点!

1920年〜30年代に生まれ、今日まで愛され続ける『ぞうのババール』シリーズをはじめ、かわいらしく愛らしい、フランス絵本がずらりと並びます。

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『ヘレンド展-皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯-』

茨城県陶芸美術館 9月23日〜12月3日

P14_まだまだ茨城『色絵金彩忍冬文透彫瓶』 1890年〜95年 ブダペスト国立工業美術館

ヘレンドはハンガリーの小さな村で生まれた高級磁器壺です。その芸術性の高さからヨーロッパの多くの王侯貴族から愛され、かの有名な皇妃エリザベートの愛用品に。この展覧会では、忍冬(すいかずら)が優雅に描かれた『色絵金彩忍冬文透彫瓶(いろえきんさいすいかずらぶんとおるほりびん)』や、色鮮やかな蝶や花で彩られたティーセット『ヴィクトリア』をはじめとする151件の名品が展示されます。

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