2018年6・7月号の付録は、「RinRin琳派の一筆二筆三筆箋（ひふみせん）」！さまざまなシーンや用途に使いやすい、サイズ違い、絵柄違いのミニ便箋3冊セットです。琳派特集にちなみ、琳派のスーパ―絵師・尾形光琳、江戸琳派の鈴木其一、琳派の様式を近代に復興させた神坂雪佳と、琳派を代表する絵師の作品をキュートな便箋に仕立てた和樂オリジナル。贈り物に添えたり、葉書のような気軽さで短い便りをといったシーンで、初夏の香り漂う3冊をどうぞ便利にお使いください。
雪佳の一筆箋
神坂雪佳「金魚玉図」がモチーフ！
一幅 絹本著色 105.7×35.8cm 明治末頃 細見美術館蔵
金魚玉（ガラスの金魚鉢）の中からこちらを覗いているような、ユーモラスな表情の金魚。生き物をいきいきとほのぼのと描く雪佳の作品のなかでも、近代日本画の傑作と評される。
光琳の二筆箋
尾形光琳「紅白梅図屏風」がモチーフ！
国宝 二曲一双 紙本金地著色 各156.0×172.2cm 江戸時代（18世紀）MOA美術館蔵
右に若木の紅梅、左に老木の白梅、その間に時を隔てるように描かれた川。グラフィカルを極めた川面の波形は、琳派だけでなくさまざまな意匠のモチーフにも受け継がれている。
其一の三筆箋
鈴木其一「貝図」がモチーフ！
一幅 絹本着色 34.8×29.0㎝ 江戸時代（19世紀）エツコ&ジョー・プライスコレクション
色彩と造形の鋭敏さで、琳派の範疇を超える才能と評価された其一。自然界がつくりだす縞や幾何学的な模様を、装飾的なデザインとして表現するセンスや筆致は見事。
