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2022.04.28

理化学界最高峰の実験用ガラス器具メーカーと開発!高度な職人技が詰まったガラスのポット&カップ発売!

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今回『和樂』がコラボレーションしたのは、理化学界で絶大な信頼を得る、最高峰の実験用ガラス器具メーカー「桐山製作所」。あまりなじみがない世界かもしれませんが、高度な技術が噂を呼び、その人気は理化学界を超えたものに。今のうちに、知っておいて損はありません!

日本が誇る実験用ガラスメーカー「桐山製作所」とは

東京・東日暮里に本社を構える「桐山製作所」は、1948年創業の、実験用のガラス器具を製造・販売しているメーカー。製薬、化学、バイオなど、全国の理化学研究所に、濾過装置や蒸留装置といった器具をおさめています。高品質かつ機能性に優れた製品づくりは研究者たちからの絶大な信頼を得ており、ときには、実験に合わせて道具や装置をオーダーメイドでつくったり、企業からの依頼で、理化学の豊富な知識を生かし、実験そのものを代行することも。また器具自体の美しさにも評価が高く、飲食店やアロマショップ、ホテルでのディスプレイに使われるなど、ジャンルの枠を超えて、活動しています。

社内にあるガラス装置の数々。ここで依頼された実験を代行することもあるそう 写真:篠原宏明

実験器具は、歪みなく、形状が整っていることが大前提ですが、驚きなのは、「桐山製作所」はそれを、職人の手で行っているということ。卓越した技術も必要ですが、同じものを複数製作できるバランス感覚も必須。そこが、いわゆる作家ものとの最大の違いといえそうです。しかし、かといって製品が無機質というわけでなく、たとえば下の「ガラスの花」にあるような、有機的なフォルムを生み出せる技術も、あわせもっているのが桐山製作所」の強み。その唯一無二の職人技が、研究者のみならず、さまざまな人の心を魅了している理由ではないでしょうか。

ガラスでこんな有機的な作品が作れるなんて驚き!

実際の作業工程を見ていると、火で熱せられた液状のガラスが、職人の手により、自在に形状を変えられていく姿に感動します。ときには息を吹き入れ、ふっくらした形を生み出したり、パーツを組み合わせているのに、あたかも、もともとひとつであったかのような自然なフォルムへと同化したり……。そしてどの作業もおそろしく速く、迷いがありません。なぜこんなにも美しさにこだわるのかと「桐山製作所」の代表・桐山時男さんに尋ねたところ、「美しい装置は、使いやすいから」との答えが。ガラスは、透明で中が見通せ、中身にもほとんど影響を与えません。それだけ無垢な素材なので、器具の形自体も整っていないと、実験に煩わしさを与える可能性があるのです。

職人の手によって、ガラスが生き物のように形を変化させていく。時間をかけると割れる可能性もあるので、瞬時の判断が重要 写真:篠原宏明
作業工程が観られるYouTubeチャンネルも好評だそうです!

初夏のティータイムにぴったり!ガラスのポット&カップセットを開発しました

今回、『和樂』がコラボレーションした商品が、球体のポットとカップのセット。作家が生み出すガラスの器ともひと味違う、日本理化学界が誇る、職人の技術がここに凝縮!  クリーンな佇まいなので、和洋を問わず、お手持ちのどんな器とも相性がよく、コーディネートを楽しめます。耐熱ガラス製の急須とゆのみは、緑茶やほうじ茶、紅茶はもちろん、これからの季節なら、冷茶を楽しむのにもぴったりです。

ポットは急須として使用。完全な球状ではなく中央が少しふくらんだ形にしています。これは鈴を模した、遊び心のあるデザイン。注ぎ口はあえて実験器具風の形状にし、「桐山製作所」らしさを残しました。

実験器具を彷彿させるデザインの注ぎ口。急須本体となめらかにつながっている点も注目
手持ちのガラスポットと比べたら全然違いました!すごい!

ガラスパイプとステンレスを組み合わせた茶こしは取り外せるので、洗いやすくなっています。

カップも、ポットと並んだときにかわいく見えるよう球体に。一見シンプルですが、実は手間のかかった逸品。ガラスのパイプを球状にふくらまし、底をへこませてから飲み口をカット。金属の板で研磨し、斜めに仕上げていきます。最後に鋭利なカット口をバーナーでなめらかに仕上げて、できあがり。これらすべての作業が、職人の手だけで行われているのですから、「桐山製作所」の実力たるや……!

斜めの飲み口がアクセントに。平板と呼ばれる金属板で研磨し、角度をつける技術を応用。ガラスの強度を考慮しながら、何度も試作を重ねてデザインを決定しました 写真:篠原宏明
美しい角度にこだわり、縁も口当たりがよいよう加工されているそうです!

底はたいらになっているので安定感抜群。「桐山製作所」のカッコいいロゴもプリント!

実験器具の発想ながら、どこか愛嬌のある形のポットとカップはゆったりしたいお茶の時間に、ぴったりのデザイン。これからの季節、この軽やかさがテーブルを明るくしてくれます。
 

ガラスは中身にほぼ影響を与えないので、お湯や水、茶葉本来の味が楽しめるそうですよ!

桐山製作所×和樂 KIRIYAMA 球体ガラスポットとガラスカップセット

シンプルな見た目とは裏腹に、職人の卓越した技が詰まったポット&カップのセット。3サイズあるので、ライフスタイルに合ったものをお選びください。

球体ガラスポットとガラスカップセット (Sサイズ 目安:1〜2人) ¥38,500(税込)
球体ガラスポットとガラスカップセット (Mサイズ 目安:2〜3人) ¥42,900(税込)
球体ガラスポットとガラスカップセット (Lサイズ 目安:4〜5人) ¥47,300(税込)
セット内容はSサイズ:球体ガラスポット×1、ガラスカップ×1。Mサイズ、Lサイズ:球体ガラスポット×1、ガラスカップ×2。
ガラスポットはSサイズ:幅約10.5×奥行き10.5×高さ(持ち手含む)18.5㎝、約400g。本体の蓋つまみまでの高さは約14㎝。容量約300㎖。Mサイズ:ガラスポットは幅約13.5×奥行き13.5×高さ(持ち手含む)21.5㎝、約550g。本体の蓋つまみまでの高さは約17㎝。容量約700㎖。Lサイズ:ガラスポットは幅約17×奥行き17×高さ(持ち手含む)26.5㎝、約800g。本体の蓋つまみまでの高さは約20㎝。容量約1500㎖。
いずれもガラスカップは口径約6.3×高さ6.5㎝、約70g(1個)。容量約100㎖(1個)。
いずれもホウケイ酸耐熱ガラス。ポットの持ち手、茶こしはステンレス。茶こしは取り外し可。
直火、IH、電子レンジ、オーブン使用不可。食洗機使用可。耐熱温度150℃、耐冷温度-20℃。日本製。
※バラ売り不可。
※受注生産品のため、キャンセル・返品不可。
※受注生産品のため、お届けまで約2か月ほどかかることがあります。

期間限定!特別にガラスの花も販売します!

実験用ガラス器具とは関連がなさそうなガラスの花のオブジェですが、これも「桐山製作所」の職人がつくったもの。その生命力あふれる佇まいは、もはやアートの域へと達しています。一流ホテルのインスタレーションにも採用されている、ガラスの花のアートを期間限定で特別に販売します。

右から、ガラスの花 カーネーション、ガラスの花 バラ(高)、ガラスの花 バラ(低)。細いガラスパイプから生まれた立体的なアートの花の部分はハサミやピンセットを使い、飴細工のように形づくります。茎の自然な曲線にも注目!
美しく繊細な仕事ぶりが素敵!職人技が細部にまで光る逸品です!

フリルのような優美な花びらを再現!

桐山製作所ガラスの花 カーネーション
円筒型アルミベース台付き ¥96,800(税込)
約直径9×高さ44㎝(ベース台設置時)。花はホウケイ酸耐熱ガラス。ベースはアルミ。総重量約1600g。日本製。[限定数1]

野に咲く清廉なバラのよう

桐山製作所ガラスの花 バラ(高)
円筒型アルミベース台付き ¥96,800(税込)
約直径9×高さ43.5㎝(ベース台設置時)。花はホウケイ酸耐熱ガラス。ベース台はアルミ。総重量約1600g。日本製。[限定数1]

可憐な佇まいが心を癒やします

桐山製作所 ガラスの花 バラ(低)
円筒型アルミベース台付き ¥96,800(税込)
約直径9×高さ37㎝(ベース台設置時)。花はホウケイ酸耐熱ガラス。ベース台はアルミ。総重量約1600g。日本製。[限定数1]

※ガラスの花のお申し込み締め切り日は2022年10月31日(月)です。
※1点もののため、返品交換不可。
※細心の注意を払って配送いたしますが、万が一配送中の事故で破損した場合は再生産できかねます。予めご了承ください。

ガラスという素材を、新しい視点から見直してみる。「桐山製作所」の製品を生活に取り入れて、そんなことを感じてみてはいかがでしょう。

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編集長から「先入観に支配された女」というリングネームをもらうくらい頭がかっちかち。頭だけじゃなく体も硬く、一番欲しいのは柔軟性。音声コンテンツ『日本文化はロックだぜ!ベイベ』『藝大アートプラザラヂオ』担当。ポテチと噛みごたえのあるグミが好きです。