Shop
2017.11.01

和樂オリジナル植物染めのバッグ&ストール「歌舞伎鑑賞セット」

この記事を書いた人

歌舞伎鑑賞がより快適に、楽しくなる、和樂オリジナルの「歌舞伎鑑賞セット」。筋書入れとなるバッグと、オーガニックコットンストールとのセットになっています。

バックはナチュラルカラーの5色展開ですが、ストールは淡鈍色1色。草木染めの工房「染司よしおか」と相談しつつ、やさしい色に染めていただきました。きもの、洋装、どんなスタイルにもコーディネートしやすい逸品です。

筋書やチケットなど。必需品がコンパクトに収まります

制作は、京都で江戸時代から五代続く「染司よしおか」。植物染めの染織家・染織史家として知られる吉岡幸雄先生の工房です。絹、麻、木綿などの天然素材を、すべて自然のもので染めています。伏見の地下水で、職人の手によりゆっくりと自然に寄り添いながら美しい色を生み出していただきました。

バックの大きさはA4の筋書がちょうど入るサイズ。ふたつ折りになったカバーを開くと、チケットを入れるための浅いポケットが付いており、その内側の仕切りにはストールが入っています。さらに内側の仕切りには筋書が入れられるようになっており、その中面には携帯電話や小銭入れなどを入れるポケットが付き、至れり尽くせり!

ストールの素材に秘密が

007_kiri
マチも薄く、観劇中はひざの上にスマートにおさまるデザインなのに、縦200×横105㎝もある大判ストールがスッキリ入ってしまうなんて驚きです…。これはストールの素材であるスヴィン綿に秘密がありました。インドのタミールナドゥ州北部で生産されるスヴィン綿はとても希少で、繊維長が長く、繊度が細く、とてもコンパクトにまとまります。それなのに丈夫で暖かく、上品な光沢まであるのです。

注目ポイントはこの5つ!

1 たくさんのポケットが使いやすい

①
ふたつの深い仕切りには筋書とストールを入れます。背のほうには、内ポケットを付けました。片側は携帯電話のサイズに合わせ、もう一方はハンカチを4つ折りにしてちょうどよいくらいのサイズ。観劇に最低限必要なものはすっきり入れられる仕様になっています。

2 ストールはシックな淡鈍色をセレクト

②
畳めばとてもコンパクトになるのに、首に巻くとふんわりボリュームが出て、とても肌触りのよいオーガニックコットン。かつてマハラジャが着ていたダッカムスリムという霧のように軽い、細番手の木綿糸を目ざして紡がれているそうです。これは重宝します。

3 チケット入れにぴったりサイズのポケットが!

③
外面の浅いポケットはチケット入れのサイズに合わせて付けました。これで、もうチケットを探して慌てることもなくなりそうです。ポチ袋など、サッと出さなければいけないものを入れるのにも便利。

4 手織りの麻生地に淡色の草木染め

④
バッグの素材は手織りの麻生地、色はコーディネートしやすい、淡くて優しい5色。でも、実は、淡色を美しく出すのは特に心を配らなければいけない大変な作業。職人さんが細心の注意を払って染めてくださいます。

5 きものにも洋服にも似合うスマートなデザイン

⑤
「劇場であまり大きなバッグは持ちたくない」という要望に応えて、マチもなるべく薄くして、できるだけ細見でシンプルなデザインにしました。蓋部分はきちんと覆い被さるので見た目もすっきり。観劇中はひざの上に品よくおさまり、どんなスタイルにも合わせやすい仕上がりになりました。

淡くてやさしい5色のセットを用意しました

ストールと同色の、ナチュラルな淡鈍色

淡鈍
ストールと同じ矢車で染めた淡鈍色。矢車はタンニンを含む木の実で、鉄分で媒染すると、黒や鈍色に発色するという。

元気が出そうな澄んだ淡黄色

黄色
刈安という植物で染めた淡黄色。刈安の黄色は日本の伝統色のひとつで黄系の色名の中でも最も古いといわれる。

かわいらしく美しい淡茜色

淡茜色
茜で染めた淡茜色。赤にわずかに黄がさしこんだような日本の色・茜をごく淡くやわらかいトーンに。

さわやかで活動的な水色

水色
藍を薄く薄く染めた、美しい水色。さわやかな白系のファッションに似合いそう。軽やかなのに奥行を感じるトーン。

品のある淡紫色はおしゃれのアクセントに

淡紫色
サボテンと共生する虫・コチニールで染められた優しい雰囲気の淡紫色。実は合わせる服の色を選ばす重宝します。