十六羅漢岩(遊佐町)
県の最北部の岩礁にある磨崖仏は、江戸時代に海禅寺(かいぜんじ)の僧・寛海(かんかい)が、日本海で命を失った漁師たちの供養と海上安全を願って発願。和尚自身が托鉢しながら地元の石工たちを指揮し、5年かけて十六羅漢(じゅうろくらかん)など22体を完成。これほどの規模の岩礁の彫像は、日本海側ではここだけ。
●山形県飽海郡遊佐町吹浦西楯 遊佐鳥海観光協会:yuzachokai.jp/
『和樂』8,9月号は名画と絶景を大特集!
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構成/山本 毅
※本記事は『和樂』2024年8,9月号の転載です。