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2019.09.27

信長や秀吉が喋りだす!? 長崎県大村市歴史資料館にチームラボの展示登場!

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織田信長、豊臣秀吉、加藤清正、千利休、ガリレオ・ガリレイ。もし、彼らと街中で出会ったら…? 歴史上の偉人たちが自分のアクションによって動いたり喋る、夢のような展示が登場! 長崎県・大村市歴史資料館に、チームラボによるインタラクティブな作品「南蛮屏風図 天正遣欧少年使節(てんしょうけんおうしょうねんしせつ)」が常設展示されます。

天正遣欧少年使節って何だろう?

長崎県、大村の領主大村純忠は、キリスト教の布教を許し、後に領民をキリシタンに改宗させ、多くの寺社を破壊。1582年、キリシタン大名である大友宗麟、有馬晴信、大村純忠の名代として4人の少年たちで構成された「天正遣欧少年使節」をヨーロッパへ派遣します。ローマ教皇に日本でのキリスト教布教の成果を示すため、長崎を出港。彼らはヨーロッパ各地を巡り、日本という国をヨーロッパへ伝えました。そんな天正遣欧少年使節について学べるのが今回の展示作品なのです。

参照:南蛮屏風 狩野内膳(1570~1616年)

「南蛮屏風図 天正遣欧少年使節」に登場する人々は?

南蛮貿易がはじまった安土桃山時代頃の長崎港における、日本人とポルトガル人などとの交易の様子を描いた「南蛮屏風図 天正遣欧少年使節」には、当時の多様な人種、職種の人々や、歴史に残る人物(織田信長、豊臣秀吉、大村純忠、有馬晴信、大友宗麟、加藤清正、小西行長、大村喜前、千利休、アレッサンドロ・ヴァリニャーノ、ガリレオ・ガリレイ、フェリペ2世、フランチェスコ1世(トスカーナ大公)、弥助)も登場します。

登場人物のひとりになろう!

作品世界は、実際の長崎の季節とともに、日々変化! スマートフォンやタブレットを使って、少年使節団(伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノ)の1人を選択し、当時の服装(和服、南蛮服、修道服など)を選びます。作品に向かって投げ込むと、選んだ少年に命が吹き込まれ、作品世界に登場。壁に映し出された人たちをタッチすると、反応してセリフを喋ったり動いたりします。

展示概要

大村市歴史資料館(ミライon内)
会期: 2019年10月5日(土)より常設
住所: 長崎県大村市東本町481番地
開館時間: 10:00 – 18:00(ただし、10月5日は12時から)
休館日: 月曜日、月末、年末年始
観覧料金: 無料
webサイト:https://www.team-lab.com/nambanbyobu