あまりに美味しく手間がかからないので、ほぼ毎日作っているこのスープ。
朝起きたらすぐに準備し、その間に身支度をすれば、出来上がっています。
夜ご飯の時には1番最初に作り、煮込んでいる間に他のおかずを作ります。
素材は新玉葱のみ。切るのも1/4カットという簡単さ。
新玉の甘さ、とろとろに崩れたところを楽しむスープです。
そして、アレンジも無限。
是非作って欲しい、作った人が1番驚くスープです。
新玉葱のスープ
新玉葱 2こ(約450g〜500g)
塩 小さじ1
バター 5g
水 半カップと300mlから400ml
【調理時間】
材料準備、盛り付け5分程度
煮込み時間30分
1. 玉葱の皮を剥き、根元を落とし、1/4にカットします。
半分に切り、また半分。大きくて驚かれるかもしれませんが、溶けるので大丈夫です。
2. 鍋に、切った玉葱を入れ、お塩小さじ1、バター5g、お水を半カップ入れます。
4. ざっと、ひと混ぜして、鍋に蓋をして火をつけ中火で熱します。
15分タイマーをかけます。
沸騰したら、弱火に切り替えましょう。
沸騰の合図は蓋から湯気が出ているか、わからなければ鍋の蓋を開けて確認しましょう。
5. 15分たったら、写真のように玉葱が透き通ってきて水分が出ています。ざっとひと混ぜして、玉葱をほぐします。
この時、鍋に水気がまったく無い方、焦げ付きが心配な方は、お水をもう半カップ入れてください(分量外)。
少し火が強く当たるお鍋かもしれませんので注意して見てあげましょう。
水気は優しくしゅんしゅんしゅんと煮立っている程度です。
ボコボコボコボコと沸騰していたら火を弱くしましょう。
もう1度鍋に蓋をして、15分、蒸し煮します。
6. 30分後の鍋の状態です。
7. 水を300ml入れます。火を沸騰するまで強めます。
スープが沸騰するまでの時間に、お玉で玉葱を軽くつぶすと、より濃い味わいになります。
沸騰したら味見をして、ちょうど良かったら、そのまま。
塩気がきついようならもう100ml足しても良いです。
スープだけ飲むのと、玉葱と一緒に口を含むのとでは、味の甘味の感じ方が違うので、玉葱を含んだ状態でシチュースプーン1杯分味見をしましょう。
どこまでも甘く癒してくれるスープの出来上がりです!
今回はこのスープの展開法をご紹介します。
ベーシックの新玉葱スープを覚えたら、是非こちらもお試しを。
シンプルなスープだけに、少しのアレンジで変化が大きく楽しいですよ!
新玉葱のトマトスープ
(ちょい足し材料)無塩タイプのトマトジュース 150ml
1. ベーシックの新玉葱のスープを6番まで作ります。
2. トマトジュース150ml、水を150ml入れます。火を沸騰するまで強めます。
沸騰したら味見をして、ちょうど良かったら、そのまま。
塩気がきついようならもう100ml足しても良いです。
玉葱の果肉を含んだ状態でシチュースプーン1杯分味見をしましょう。
スープが沸騰するまでの時間に、お玉で玉葱を軽くつぶしましょう。
3. 器に盛り付け、ハーブがあれば少量散らしましょう。
スープが優しい味わいなので、香りも穏やかに。
オリーブオイルを仕上げに垂らすことで爽やかで豊かな味わいになります。
写真はフレッシュのタイムです。ハーブは、オレガノ、タイム、バジル、パセリなどがよく合います。ドライでも良いです。
新玉葱のスープのちょい足しアレンジ
1. ソーセージ
6番の水を300ml入れる時にソーセージを入れます。
フライパンで別に焼いたものを乗せても美味しいです。
一気にボリュームスープに変身です。
2. フレッシュトマト
新玉葱のスープを器によそってから、さいの目に切ったトマトを散らします。
酸味が加わり、すっきりとしたスープになります。
3. チーズトースト
硬くなったバケットにチーズをたっぷり乗せ焦げ目が作るまで焼きます。
スープを器によそい、バケットを乗せます。
簡単オニオングラタンスープ風です。ボリュームが出て、朝ごはんにぴったり!
パンがスープを吸うので早めに食べてください!
4. 落とし卵
6番でスープが沸騰したら、卵をそっと落とします。
半熟の状態で火を止めましょう。
滋味深くまったりとしたスープです。
アクセントに黒胡椒をガリガリと挽きましょう。
贅沢ですが、このトッピングを全部乗せもおすすめです!
材料の少なさは、意味があります。余白を楽しむスープです。
少量のバターは香りと控えめなコクを加え、とろとろと柔らかくに崩れた玉葱と渾然となります。塩加減は迷ってしまったら、少し薄く感じるくらいに止めた方が良いでしょう。
最初は計量して作ってみて、このスープを味わってみてください。初めてお料理する人にも挑戦していただきたいお料理です。
新玉葱は今だけ買えるお野菜です。
一見珍しくないお野菜だけですが、食べ方を工夫するだけで、こんなに力が秘められていたのかと感激します。
少ない手順で、作る人も、食べた人も優しく甘やかしてくれるスープです。