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2018.01.18

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」京都国立近代美術館

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2018年1月20日から、京都国立近代美術館で「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が開催します。

ゴッホと日本人の交流

日本でも高い人気を誇る19世紀の画家、フィンセント・ファン・ゴッホはパリ時代からアルル時代前半にかけて、浮世絵などの文献を集めるなどして、日本に対する高い関心を寄せていたと伝わります。彼の死後、今度は日本の芸術家や知識人がその墓を巡礼していたのだとか。そんな交流の軌跡を知ることができる特別展が、「ファン・ゴッホのジャポニスム」と「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の2部構成で開催されます。

ゴッホ展

国内外から厳選した作品約40点と、同時代の画家の作品や浮世絵などが集結した会場では、ファン・ゴッホ作品と彼が影響を受けた浮世絵が並べられていて、日本美術の素晴しさをも改めて知ることができる稀有な機会となりそうです。

DMA-京近美 歌川広重《名所江戸百景/亀戸梅屋敷》V歌川広重「名所江戸百景/亀戸梅屋舗」1857年 中右コレクション 展示期間:1月20日~2月12日/歌川広重が晩年に手がけた、江戸の名所の風景を集めたシリーズのうち、最高傑作とされるもの。亀戸の梅屋舗は、現在の東京都江東区にある亀戸天神の裏手にあった梅園のこと

DMA-京近美 《種まく人》フィンセント・ファン・ゴッホ「種まく人」1888年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)/ゴッホは「名所江戸百景/亀戸梅屋舗」の模作で知られているが、この作品では梅の木が左右逆に画面を横切っていて、いかに浮世絵の影響の強かったかを物語っている。 ©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

DMA-京近美 溪斎英泉《雲龍打掛の花魁》 V溪斎英泉「雲龍打掛の花魁」1820~1830年代 及川茂コレクション/溪斎英泉は江戸文化が成熟した幕末期に活躍した浮世絵師。英泉の美人画は本作のように独特の妖艶さを伴いながら強い存在感があり、美人画の第一人者として人気を博した

DMA-京近美 フィンセント・ファン・ゴッホ《花魁(溪斎英泉による)》Vフィンセント・ファン・ゴッホ「花魁(溪斎英泉による)」1887年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)/画面の中に描かれた額には、「雲龍打掛の花魁」が左右逆に描かれていて、背景にはいくつもの浮世絵のモチーフが配された、ゴッホのジャポニスムへの傾倒を代弁する名画。©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

公式サイト