Art

2026.02.04

3/1までに行きたい美術展!【千葉市美術館、太田記念美術館、森アーツギャラリー】

気になる最新の展覧会情報を網羅した、『和樂』本誌の連載企画「全国厳選!美術展カレンダー」。そのなかから、今すぐチェックしておきたい情報をピックアップします。2026年2・3月号から取り上げるのは、千葉市美術館と山種美術館の浮世絵・版画の展覧会と、Columnで紹介した森アーツギャラリーの展覧会。いずれも3月1日が最終日です!

千葉市美術館 ~3月1日
「開館30周年記念 ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン所蔵 ロックフェラー・コレクション 花鳥版画展 北斎、広重を中心に」

花鳥版画の優品が35年ぶりに里帰り!

アメリカの名門ロックフェラー家の一員、アビー・オルドリッチ・ロックフェラーによって蒐集(しゅうしゅう)された浮世絵コレクションは、花鳥版画が中心という点で世界的にも稀有(けう)な存在。
今回は歌川広重(うたがわひろしげ)による花鳥版画110点をはじめ、短冊版や団扇絵など、さまざまな形の作品163点が展示されます。
さらには、ほかに所在が知られておらず、唯一の版と考えられている伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の花鳥版画も初公開!
●観覧料(一般)1,800円

歌川広重 『月に雁』 中短冊判錦絵 天保3~6(1832~35)年ごろ RISD 美術館 Courtesy of the Museum of Art, Rhode Island School of Design, Providence Gift of Mrs. John D. Rockefeller, Jr.

伊藤若冲 『雌雄鶏図』 木版彩色摺 明和期(1764〜72年)ごろ RISD 美術館 Courtesy of the Museum of Art, Rhode Island School of Design, Providence Gift of Mrs. John D. Rockefeller, Jr.

千葉市美術館DATA(和樂提携美術館)

住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8
電話:043-221-2311
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は~20:00) ※入場は閉館の30分前まで。
休館日:第1・第3月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌平日休館)、企画展は毎週月曜日休室。年末年始
公式サイト:https://www.ccma-net.jp/

太田記念美術館 ~3月1日
「浮世絵おじさんフェスティバル」

愛嬌あふれる〝おじ〟が浮世絵界でも人気!

浮世絵の風景画に描かれている味わい深いおじさんに注目。
楽しそうに旅したり、仕事に励んだり、グルメに舌鼓を打ったりする姿は、個性豊かで、愛嬌にあふれています。
歌川広重、葛飾北斎(かつしかほくさい)、歌川国芳(うたがわくによし)など、浮世絵師たちが肩の力を抜いて腕をふるったおじさんたちを見ていると、見過ごしがちだった細部の魅力までが浮かび上がります。
前後期で全点展示替え、計150点を超える作品で、〝推しおじ〟を発見!
●入館料(一般)1,000円

歌川広重 『東海道 丗四 五十三次 二川』 太田記念美術館【前期展示:〜2月1日】

歌川広重 『東海道五十三次之内 鞠子』 太田記念美術館【後期展示: 2月5日~3月1日】

太田記念美術館DATA(和樂提携美術館)

住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:30~17:30 ※入館は17:00まで。
休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)、展示替え期間、年末年始
公式サイト:https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

Column 出かけてナンボ! のオススメ体験
森アーツセンターギャラリー ~3月1日
「ラルコ博物館所蔵 マチュピチュ展」

没入型エキシビションの世界巡回展、アジア初開催!

2021年のアメリカ・ボカラトン美術館(フロリダ州)を皮切りに世界巡回している「マチュピチュ展」が、森アーツセンターギャラリーで3月1日まで開催中。
マチュピチュは、アンデス山脈の標高2000mを超す断崖に建てられた古代インカ帝国の遺跡。
「天空都市」とも呼ばれて謎に満ちた、アンデス文明を代表する世界遺産のひとつです。

ペルーの首都リマにある考古学博物館「ラルコ博物館」から、国外初公開品も含めた重要な文化財130点以上が来日。
王族の墓から出土した黄金の装飾品や祭祀道具なども展示されています。

本展は貴重な至宝を鑑賞できるだけでなく、プロジェクションマッピングや立体音響を駆使した没入体験も魅力。
アンデス神話の英雄であるアイ・アパエックの冒険を軸にした物語を追いながら展開するという、新しい「体験型文化展」なのです。

古代アンデス文明の叡智や芸術を体感!

大きな目や牙など英雄の特徴が表現された、棺(ひつぎ)に固定するための銅製の仮面。死者が来世でたどり着くべき姿を象徴している。『アイ・アパエックの顔を表した埋葬用仮面』 西暦100~800年 ラルコ博物館 ©MUSEO LARCO LIMA-PERU

特徴的な展示も!

黄金や宝石による大きな装飾品は力の象徴。ターコイズやソーダライトなど遠方の素材から、当時のエリート層が広範な交易を行っていたことがうかがえる。『モザイク状の鳥の戦士の耳飾り』 西暦100~800年 ラルコ博物館 ©MUSEO LARCO LIMA-PERU


美しく輝き、希少で不変、そして神聖な金銀は究極の貴金属。本品はアンデスの世界観における神の象徴である動物と鳥を表現。『ネコ科動物とコンドルが表された頭飾り』 西暦100~800年 ラルコ博物館 ©MUSEO LARCO LIMA-PERU

森アーツセンターギャラリーDATA

住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F)
開催時間:日曜日〜木曜日は10:00〜19:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00〜20:00。最終入館は閉館の1時間前まで
休館日:会期中無休
アクセス:日比谷線「六本木駅」1C出口より徒歩約3分
チケット:日時指定券(平日)2,700円ほか。※来場前日まで購入可
公式サイト:https://machupicchuneon.jp/

◆『和樂』「全国厳選!美術展カレンダー」とは?

『和樂』本誌では、発売期間中に全国で行われている展覧会を、作品情報とともに紹介しています。掲載しているのは全国の著名な美術館・博物館。お目当ての展覧会を見に、また旅先での美術館巡りなどで、ぜひともご活用いただきたい【和樂 提携美術館】の優待券を毎号お届けしています!詳細は本誌でご確認ください。

【和樂 提携美術館】

山形「土門拳写真美術館」、茨城「笠間日動美術館」「徳川ミュージアム」、群馬「原美術館ARC」、千葉「千葉市美術館」、東京「永青文庫」「太田記念美術館」「菊池寛実記念 智美術館」「五島美術館」「サントリー美術館」「泉屋博古館東京」「東京ステーションギャラリー」「パナソニック汐留美術館」「三井記念美術館」「三菱一号館美術館」「森美術館」「山種美術館」、神奈川「岡田美術館」「川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション」「ポーラ美術館」、長野「軽井沢千住博美術館」「サンリツ服部美術館」「日本浮世絵博物館」、静岡「MOA 美術館」、愛知「徳川美術館・名古屋市蓬左文庫」、京都「泉屋博古館」「福田美術館」「細見美術館」、奈良「松伯美術館」「大和文華館」、和歌山「高野山霊宝館」、兵庫「芦屋市立美術博物館」、島根「足立美術館」(都道府県別・五十音順)

※美術館の入館料は、特に明記のない限り税込表示となります。
※本記事は雑誌『和樂(2026年2・3月号)』の転載です。
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和樂web編集部


取材・文/小竹智子 構成/剣持亜弥、鈴木智恵(本誌)
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