イタリアのクラフツマンシップによる〝メイドインイタリー〟のものづくりに定評があるファッションブランド「ブルネロ クチネリ」。最新のアイウエアコレクションのなかでも特に注目されている、イタリアと日本の職人技が堪能できる「Made in Japan」のモデルをご紹介します!
イタリアの伝統と日本の職人技との革新的コラボが実現!
一見シンプルでありながら、ディテールには繊細なこだわりが満載の「ブルネロ クチネリ」。本拠地ウンブリア州の自然からインスパイアされた色合いと、現代的な雰囲気を漂わせるそのデザインは、『和樂』世代にふさわしい「大人の極上スタイル」に最適です。
そんな「ブルネロ クチネリ」の新作アイウエアコレクションが、今年3月21日、イタリア・ローマで発表されました。イベント会場は、1650年竣工の邸宅「ヴィラ・アウレリア」。空が茜色に染まり始めたころ、「ブルネロ クチネリ」のウエアとアイウエアを身に着けた男女のモデル24人が庭園を彩り、終盤には「ブルネロ クチネリ」会長兼クリエイティブディレクターのブルネロ・クチネリ氏も登場。世界中から集まったゲストはその後、邸宅内に移動して新作アイウエアを回覧。歌手のクリスタル・ケイさんも、さまざまなモデルを着用していました。
今回発表された22型のうち、『和樂』にとって興味深いのが日本製の6型。これらのフレームに使用されるチタンは、日本の福井県鯖江(さばえ)の加工技術が用いられているのです。
鯖江は雪深い地であったため、明治38(1905)年より、農家の副業として眼鏡づくりに取り組むようになりました。それが徐々に発展し、昭和56(1981)年には軽くて丈夫なチタン製フレームの開発・生産に、世界で初めて成功。国際的な眼鏡フレームの産地として認められるようになり、現在では日本国内のなんと96%、世界でも20%ものシェアを誇るまでになっています。
本来、イタリアの職人や技術を大切にし、技術の継承のため、あえてイタリア製にこだわってきた「ブルネロ クチネリ」が、今回日本の技術を取り入れたのは、それだけ鯖江の職人の技術を讃えていることの証だと言っていいでしょう。
そんなチタンを含む今回のアイウエアコレクションは、5つのテーマに分かれています。まずは、上質素材を巧みに組み合わせたエレガントな〝MULTIMATERICO(マルチマテリコ)〟。ハイジュエリーにインスピレーションを得た、フェミニンな〝TRAMA(トラマ)〟。ブランドのルーツであるソロメオ村の紋章からイメージしているベーシックな〝STEMMA(ステマ)〟。繊細なディテールが際立つ〝PATTERN(パターン)〟。そして、女性のためのデザイン〝GEMMAE(ジェンマ)〟。
ホーン(水牛の角)とチタン、アセテートとチタンなど、意外性のある素材の組み合わせは、いずれも職人の技術の賜物(たまもの)。精巧で、繊細な美しさにこだわりながら、身につけた人を喜ばせるディテールの装飾などの遊び心は、「さすが」の一語です。
軽やかな鯖江のチタン製。かけているのを忘れそう
日本とイタリアの最上級の職人技が集結!
長く愛用できる、ベーシックで軽い逸品
※価格表記はすべて税込です。
ブルネロ クチネリ 公式サイト https://shop.brunellocucinelli.com/