CATEGORY

最新号紹介

12,1月号2025.10.31発売

今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

閉じる

Fashion&きもの

2025.12.12

日本最大の新旗艦店「カサロエベ銀座」オープン!アートと日本の美が融合する、邸宅のような空間

2025年12月。東京・銀座の最も象徴的な交差点に、LOEWE(ロエベ)の新たな旗艦店「カサロエベ銀座」がオープンしました! 日本最大、そして世界でも2番目の規模となるこの新店舗は、カサロエベ(LOEWEの家)のコンセプトが体現されています。スペインの感性と日本のデザイン美学が融合したアートコレクターの邸宅のような特別な空間、その魅力をご紹介します。

日本最大、世界第2位のスケールでフルラインナップを展開

中央通りとみゆき通りが交差する一等地に出現した「カサロエベ銀座」は、4フロア、965平方メートルにわたる壮大なスケールの新店舗。
その広さもさることながら、店内ではウィメンズおよびメンズのウェア、バッグ、シューズ、ジュエリー、アイウェア、ソフトアクセサリー、フレグランス、ホームセンツ、キャンドル、革小物といった、ロエベの全カテゴリーのアイテムがフルオファーで展開されます。

オープンを記念して販売される、人気のバッグ「ハンモック」の新作「フリップ」の同店限定色「ライトゴースト」の存在も見逃せません。

「ハンモック フリップ バッグ」ライトゴースト¥488,400(税込)[縦15✕横21✕マチ22.5cm]

江戸の記憶を呼び覚ます「マディグリーン」のセラミックタイル

「カサロエベ銀座」の建築デザインは、アートコレクターの邸宅のような親密さと洗練された店舗空間を組み合わせるコンセプトに根ざしながら、スペインと日本、それぞれの伝統と歴史が深く織り込まれています。外装から内装へと連続するキーカラーは、手仕事で制作された独特なマディグリーン(泥緑色)のセラミックタイル。

この深みのあるグリーンは、かつて銀座が江戸前島の先端に広がる低湿地帯だったという歴史を静かに呼び覚まします。釉薬の不規則な表情とわずかな窪みが、光を受けて豊かな色彩変化を生み出し、洗練された空間に一層の輝きをもたらしています。

店内にはアンシェント グリーンやサハラ ブラウンなど多様な大理石が点在。真鍮の窓枠は、かつてこの地が銀貨や金貨を製造する造幣拠点であった銀座のもうひとつの過去を伝えます。
中央の階段はグリーンのセラミックタイルに囲まれ、丁寧な手仕事による曲線を描く木製の手すりとともに、様々な素材が織りなす質感豊かな4フロアをつないでいるのです。

世界初のギフトカウンターとパーソナライゼーション体験

4階は、「カサロエベ銀座」ならではの新たな体験を提供する特別なエリアに。

自然を着想源とするロエベのバスラインの体験を楽しむこともできる、フレグランスとホームセンツのエリア。チャームやミニバッグで製品をカスタマイズできるギフティングとパーソナライゼーションの専用エリア。
そして世界初のギフトカウンターには、スペインの伝統的な甘味であるパルメラやポルボロン、チョコレートが並びます。

スペインの伝統的なスイーツ。上から時計回りに「パルメラ」(10枚)¥6,300(税込)、「ポルボロン」(8個)¥5,200(税込)、「チョコレート アソート」(15個)¥10,200(税込)※全て「カサロエベ銀座」ギフトカウンター限定

また、オープンを祝して、日本のアイシングクッキー作家Fioccoによる特製クッキーも期間限定で販売されています。

LOEWE × Fiocco「アイシング クッキー」¥8,800(税込)

クラフトワークへの敬意と、サステナビリティの探究

店内に温かみと落ち着きをもたらす家具は、ジョージ・ナカシマの「ミラ チェア」やヘリット・トーマス・リートフェルトの「ユトレヒト アームチェア」、そしてイサム・ノグチの「Akari E ペンダントランプ」など。

膨らみのあるレザーベンチや、ブラックの鉄製のマティーニ テーブル、焼木材のポディウムなどのロエベのシグネチャーデザインのほか、新たに設置されたのがロエベ リクラフテッド コーヒーテーブルです。これはアトリエで発生した余剰レザーの95%を再利用して制作された一点物で、新たに命を吹き込まれた素材の美しさを称えています。
ロエベのサステナビリティと革新への探求を象徴した家具と言えるでしょう。

足元にはスペインで織られた特注のカーペットが敷かれ、イギリスのテキスタイルデザイナーのジョン・アレンによる《Orkney Landscape Sunset》や《Autumn in Orkney》などの明るく抽象的なタペストリーを再解釈。

アートコレクターの邸宅を飾るコレクション

カサロエベ銀座では全4フロアに、世界中のアート、クラフト、デザインを集めたロエベのコレクションが展示されています。

主なものにはロエベがミラノサローネ 2024で発表した2つのランプがあります。
アンセア・ハミルトンの《Kimono Lamp》は漆塗りの木材と曇りガラスから作られた発光する衣服のような作品で、1階に展示。ケリス・ウィン・エヴァンスによる4階の天井から吊り下げられたネオン作品は、屋外からも窓越しに見ることができます。そのほか、ルーシー・リー、エリオット・ホジキン、ヒルトン・ネル、オヴィデュ・マイテク、アルバート・ヨークらの作品も。

日本人アーティストの作品も、店内の各所に多数配置されています。
LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025 大賞受賞者の青木邦眞氏による歪像的な陶芸作品《Realm of Living Things 19》は2階の窓辺に置かれ、竹工芸家の松本破風氏によるレザー作品《Basket 6》は伝統技術と現代的な芸術性を融合しています。また、浜名一憲氏による質感的なセラミックの壺は、金継ぎ師の黒田雪子氏とのコラボレーションによって制作されたもので、日本の修復技術の精神を体現しています。

ロエベの卓越したクラフトマンシップ、日本とスペインの美意識が交差する「カサロエベ銀座」。
アート、クラフト、デザインを五感で体験できる新たな文化拠点として、銀座の街に輝きを放ちます。

店舗情報

カサロエベ銀座
東京都中央区銀座5-8-15
営業時間:11:00 –20:00
【問い合わせ先】
ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL:03-6215-6116

Share

和樂web編集部


文/小俣荘子
おすすめの記事

名刹の障壁画と静寂の森の庭、極上の「ロエベ」に身を包み、心満ちる旅へ

PR 和樂web編集部

「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」「カサロエベ表参道」を贅沢に堪能!和樂・和樂web読者限定イベントが開催

和樂web編集部

「ロエベ財団」主催の特別写真展を堪能!『和樂』読者限定イベントレポート【長野 御代田】

和樂web編集部

職人の魂が宿る「ロエベ」の名品バッグとともに、陶芸家・濱田庄司のものづくりの心を辿る。秋、民藝が息づく地・益子へ

PR 和樂web編集部

人気記事ランキング

最新号紹介

12,1月号2025.10.31発売

今こそ知りたい!千利休の『茶』と『美』

※和樂本誌ならびに和樂webに関するお問い合わせはこちら
※小学館が雑誌『和樂』およびWEBサイト『和樂web』にて運営しているInstagramの公式アカウントは「@warakumagazine」のみになります。
和樂webのロゴや名称、公式アカウントの投稿を無断使用しプレゼント企画などを行っている類似アカウントがございますが、弊社とは一切関係ないのでご注意ください。
類似アカウントから不審なDM(プレゼント当選告知)などを受け取った際は、記載されたURLにはアクセスせずDM自体を削除していただくようお願いいたします。
また被害防止のため、同アカウントのブロックをお願いいたします。

関連メディア