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2017.04.11

印象派が愛した!今、最も日本美術ファンを熱くさせている渡辺省亭を自宅で楽しめる!?

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渡辺省亭の画力を目の前で実感

日本画家、装飾美術家として、近代日本の美術界を牽引した渡辺省亭。2018年の没後100年を目前に、近年、急速に研究が進み、美術評論家たちの中で最も話題となっている画家のひとりです。

渡辺省亭は幕末の嘉永4(1852)年、江戸神田佐久間町に生まれました。16歳で菊池容斎の門人となり、柴田是真に私淑。23歳で日本初の貿易会社に就職して、七宝工芸の図案を描く仕事を始めます。洗練された江戸の美意識と西洋の感覚を融合させた省亭の工芸図案は評判になり、パリ万国博覧会に出品すると銅牌を獲得。これを機に、日本画家で初めてフランスに渡りました。パリではドガやマネなどの画家たちと交流し、その圧倒的な画力に印象派の画家たちも驚いたようで、なんとドガが省亭の筆を使って絵を描いてみたという記録も残っています。
スクリーンショット 2017-04-07 13.39.32渡辺省亭『牡丹に蝶図』一幅 絹本着色 143.0×69.0㎝ 明治26(1893)年 個人蔵

帰国後は、七宝工芸家の濤川惣助とともに赤坂離宮迎賓館の装飾にあたり、「花鳥の間」の壁面を飾る「七宝花鳥図三十額」の原画を手がけたことでも有名です。

花鳥図や動物画など自然をテーマにした洒脱な構図と精緻な筆づかいの肉筆画が省亭の真骨頂。東京国立博物館のほか、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、大英博物館など海外の多くの美術館、博物館に省亭の作品が所蔵されています。 

今回、和樂読者のために、省亭の魅力を思う存分満喫できる貴重な肉筆画の掛け軸を「加島美術」に目利きしていただきました。

渡辺省亭作「紅葉蔦に鷹」

明治23〜33(1890〜1900)年ごろ、省亭が40代前後に手がけたもの。勇ましい鷹が紅葉した蔦の中で佇む様子に、安らぎを感じます。
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伝統を受け継ぎながらも清新な美意識を感じて

鷹の足のツメ一本に至るまで気迫に満ちた圧倒的な画力。紅葉した蔦の赤色がアクセントに。
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近代日本美術史の研究が進み、その功績が再評価されている省亭の署名と落款。
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渡辺省亭作「紅葉蔦に鷹」
商品番号 29704-012-02
¥740,741+税(送料込み)

掛け軸は約縦209×横55㎝。本紙は約縦119×横40㎝。絹本、着色。軸先は象牙。加島美術発行の証明書付き。共箱入り。日本製。[限定数1]
お支払いは銀行振込みでの前払いのみ。お申し込み後、詳細をご案内します。 ※実物がご覧になりたい場合は0120・588・303まで。

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