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江戸の琳派芸術 出光美術館(東京・丸の内)
酒井抱一 『夏秋草図屏風草稿』 文政4(1821)年 出光美術館蔵
17世紀に京都で誕生した琳派。19世紀になると、酒井抱一によって江戸にももたらされ、江戸琳派として独自の発展を遂げました。この展覧会では、酒井抱一の作品を中心に、その弟子である鈴木其一などの作品も通して、江戸琳派の魅力をひもときます。京都の琳派芸術を、粋に、大胆に、江戸の琳派芸術として昇華させた絵師たちの神髄に触れるよい機会となりそうです。
細見コレクション名品展 麗しき日本の美-秋草の意匠- 細見美術館(京都・東山)
『秋草鹿蒔絵文台』 細見美術館蔵
細見コレクションから名品を紹介するシリーズ展。今回は、「秋草の意匠」をテーマに、絵画や工芸品を紹介します。琳派の作品をはじめ、絵巻、蒔絵など、秋草の優美で繊細な趣をモチーフにした数多くの作品が並び、うつろいを愛でる日本人の美意識を感じさせる展覧会に。神坂雪佳『秋草図扇子』や、酒井抱一の最晩年の弟子である田中抱二(たなかほうじ)の『垣に秋草図屏風』など、デザイン性に富んだ洗練された作品も見事。