2018年9月30日まで、相国寺承天閣美術館でサンタフェ リー・ダークスコレクション「浮世絵最強列伝-江戸の名品勢ぞろい」が開催中です。
鈴木春信「お百度参り」明和2(1765)年 中判錦絵 ©Lee E.Dirks Collection
アメリカの新聞業界で活躍したリー・ダークス氏の浮世絵コレクション。浮世絵の祖・菱川師宣(ひしかわもろのぶ)、美人画の喜多川歌麿(きたがわうたまろ)、役者絵の東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)、そして葛飾北斎や歌川広重など、代表的な浮世絵師の優品のみを集めた、まさに“最強”といえるコレクションです。江戸とは別に発展した大坂の浮世絵、可憐な美人画で知られる鈴木春信の作品や、北斎作品で唯一伝わる大判の美人大首絵シリーズの中の一図で、非常に状態のよいものなど、貴重な作品も多数出品。前期・後期で全点展示入れ替えあり。
春好斎北洲「三代目中村歌右衛門の加藤正清」文政3(1820)年 大判錦絵 ©Lee E.Dirks Collection