2018年1月20日から、畠山記念館で「茶懐石のうつわ併設 季節の書画」が開催します。
うつわの名品を通して「おもてなしの美」に触れる
食器を置く膳や盆、食べ物を盛る椀・向付けや酒器など、食事の場をいっそう華やかにする「おもてなしのうつわ」の美を堪能することのできる展覧会。正式なお茶のおもてなしで出される食事「茶懐石」。そこで使用されるうつわは、懐石道具と称され、料理を引き立てる役目を担うとともに、うつわそのものも賞玩の対象となっています。
渡辺喜三郎「明月形懐石皆具」大正〜昭和時代 畠山記念館蔵【展示期間:2月17日〜3月18日】
野々村仁清の「水玉透鉢」や渡辺喜三郎の「明月形懐石皆具」などといった名品とともに、久隅守景の「雪中竹林図」など、茶席には欠かせない書画も展示されます。
酒井抱一「四季花木図屏風」江戸時代 畠山記念館蔵【展示期間:1月20日〜2月15日】
満開の桜の下に、山吹、すみれ、山百合、牡丹、芥子、りんどう、水仙…と、春夏秋冬の花々が咲きそろった酒井抱一の「四季花木図屏風」もまた、茶懐石をよりいっそう引き立てます。