2018年7月16日まで、泉屋博古館分館で「うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界」が開催中です。
象彦 扇面謡曲画蒔絵会席具より「丸盆」大正時代・20世紀 泉屋博古館蔵
日本を代表する工芸美術、漆工芸。金銀の蒔絵や、青貝の象嵌、七色に光る螺鈿など、独特の美の世界をつくりあげてきました。住友家に伝わった茶道具や香道具、近代に製作された華やかなおもてなしのうつわほか、漆工芸品の名品を紹介する展覧会。京都の老舗漆器専門店「象彦」の、謡曲をモチーフにした会席具や、柴田是真の文箱、江戸時代の香箱など、華麗な技巧にうっとりするものばかり。