Culture
2024.03.14

「切羽詰まる」の意味や語源って?実は「詰まらせる」のがとても重要だった!

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「切羽詰まる(せっぱつまる)」。追い詰められて、どうにも逃げられなくなる状態を指す慣用句です。

でも、「詰まる」は何となくイメージが湧くけれど、「切羽」って何のことなのでしょう?

切羽は刀の部品

切羽とは、刀の部品の1つです。薄い金属で作られていることが多く、鐔(つば)の表裏に必要な枚数を挟んで、鐔を固定するためのものです。

通常は小判のような形をしていますが、平安時代などの太刀の形式では、四方に「猪目(いのめ)」というハートのような模様が施された、おしゃれな「大切羽(おおせっぱ)」が見られることもよくあります。

切羽は詰まらせるのが大事

切羽は、鐔ががたつかないようにする、いわば詰め物のような役割を果たします。だから、切羽は「詰まらせる」ことがとても大切なのです。

時代劇などで、刀を構えるときに「ちゃき……」とかっこいい音がしますが、実際には音はしません。切羽が仕事をしてくれているからです。
でも、効果音としてはとても雰囲気のあるものなので、これからも「ちゃき……」を聞くのを楽しみたいですね!

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人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。