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Gourmet
2020.08.24

ポスト冷やし中華!夏にさっぱりご飯を食べたくて「辿り着いた」5つの乗っけ寿司レシピ

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連日猛暑のニュースが流れています。燦々と降り注ぐ太陽の光はありがたいですが、こう暑いとお料理をするのも食事を取るのも辛いところ。

ご飯の時間になっても、食欲はないけれど、お腹は空いている…こういう時は、さっぱりしたものが一番ですよね。それになるべく簡単に作りたい…!
つるっと食べられる麺類も良いですが、今回紹介するのは「乗っけ寿司」です。

豪華な具材が載っているちらし寿司ではなく、冷蔵庫にあるものをすし飯に乗せるだけで、一風変わったご飯ものの出来上がり。
名付けて「乗っけ寿司」。丼ともまた違い、さっぱりとした後味でいくらでも食べられてしまいます。

お刺身類がなくても身近にある材料で大丈夫。何を乗せてもすし飯は大らかに受け止めてくれます。回転寿司でもユニークなネタがたくさんありますよね?その発想に習い、色々と試してみると新しい味の発見の連続がありました。

基本のすし飯

基本のすし飯を覚えれば、乗っけ寿司はすぐに作れます。

市販のすし酢があればとても便利。お家に無い方は、お酢50ml、砂糖大さじ1と1/2、塩小さじ1を混ぜ合わせれば、自家製すし酢の出来上がりです。

お茶碗にご飯を盛り付けると大体150gです。ここにすし酢小さじ2を入れて、混ぜます。満遍なく混ぜようとするとお米が潰れるので、全体に馴染む程度で大丈夫です。この方法であれば、冷凍ご飯でも酢飯をさっと作れます。

大人数分作る場合は、お米2合に対して、すし酢を60ml(無ければ酢50ml、砂糖大さじ1と1/2、塩小さじ1)。ボウルにお米とすし酢を入れて、おしゃもじで切るように混ぜます。
これで3人〜4人分のすし飯の出来上がり。好みで梅酢を入れたり、レモン汁、すだちなど絞っても酸味が複雑になり、あなただけの味になるでしょう。

バター香る卵としらすの乗っけ寿司

(材料)
卵1個、牛乳小さじ1、バター10g、釜揚げしらす
ゆかり、レモン、黒胡椒


卵1個と牛乳小さじ1を混ぜ、バター10gを溶かしたフライパンでさっととじます。
盛り付けたすし飯の上に載せ、釜揚げのしらすをたっぷりと。ゆかりをかけ、レモンを添えます。

他の食材に塩気があるので、卵には味付け不要です。
バターの香りとゆかりの塩っけ、酢飯とレモンの酸味、釜揚げのしらすが旨味とほんのりとした苦味を添えてくれて渾然一体となった乗っけ寿司です。さらに黒胡椒を挽くとプチプチとした辛味で引き締めてくれます。黒胡椒を抜くと、お子様にも食べやすい人気の乗っけ寿司です。

豪快!焼き鯖の乗っけ寿司

(材料)
焼き鯖 
胡麻、大葉、みょうが、ガリ


すし飯に胡麻を混ぜ、骨を抜いた焼き鯖、大葉とみょうがのみじん切りを乗せます。たっぷりとガリを添えて。焼き鯖はコンビニかスーパーで購入するとお手軽です。もちろんお家で焼きたてを準備するとさらに美味しいです。余裕のある方は、お出汁を準備して、ひつまぶしのように途中でかけるとなんとも言えない満足感。華やかな乗っけ寿司です。

海苔が香ばしいねこまんま風乗っけ寿司

(材料)
鰹節、海苔、わさび


盛り付けたすし飯の上に海苔を敷き詰め、お醤油を混ぜた鰹節をたっぷり乗せて、わさびを添えます。

よくある、海苔と鰹節の組み合わせも、すし飯に乗っけるといつもと一味違う香ばしさを味わう事が出来ます。海苔とすし飯の相性は証明済み。こんなにシンプルでも驚くほど美味しい。わさびも忘れずに!

旨味たっぷりツナと納豆の乗っけ寿司

(材料)
ツナ、ひきわり納豆、ミニトマト


納豆に付属のタレをを混ぜ、すし飯の上に盛り付けます。油を切ったツナを乗せ、切ったミニトマトをアクセントに。

この納豆とツナという組み合わせがベストマッチ。旨みがたっぷりです。まったりとした味わいに時折ミニトマトの甘酸っぱさが引き立ち、飽きる事がありません。

レトルトカレーが大変身!薬味たっぷり乗っけ寿司

(材料)
レトルトのドライカレー(半分)、大葉、万能葱、三つ葉、貝割れ大根

すし飯の上にレトルトのドライカレーをかけます。カレーは温めなくて大丈夫です。薬味類はみじん切りにして、お好きなだけたっぷり盛り付けます。食べるときはよく混ぜて召し上がれ。

私の大好きなお店に、和のお薬味がたくさん乗ったカレーショップがあります。すし飯ともきっと相性がいいかもしれないと試したら、大成功!とても美味しくてスプーンが止まりませんでした。カレーソースも半分で良いので、1パックで二人分作れます。もちろん手作りのカレーだともっと美味しいでしょう。

余ったすし酢に困った時には、お野菜を漬けてみてください。お薬味の余ったみょうがをひたひたに入れるだけで簡単にピクルス風に。焼き魚に添えるとさっぱりと食べられます。

「乗っけ寿司」のバリエーションは無限です。おすすめはたっぷりのお薬味を用意すること。香りも良い乗っけ寿司になり、サラダのようにお野菜も食べられます。
すし飯に乗せるだけで、なぜかいつもより豪華に見え、甘味と酸味のあるご飯のおかげでするりと喉に通りやすいです。キンキンに冷えている食べ物より、ほんのりとした温度があるので体にも負担が少ないのも嬉しいところ。
暑い夏を乗り切る食事に「乗っけ寿司」、おすすめですよ。

(写真 今井裕治)