Gourmet
2018.09.03

バルミューダの炊飯器はやっぱりすごい?その実力を試してみた

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最新号の和樂10・11月号「ごはんのおとも全日本選手権」、ご覧になっていただけたでしょうか。スタッフ10名の自前のお茶碗も見せちゃいますという、これまでの和樂にはない試みなんです。とはいえ誌面半分を占めるのは、炊きたてのごはん。これがおいしく見えないと、スタッフこだわりのおとも、うつわが活きてこない。。。

企画の担当者であるフジタ、頭を抱えました。 

「ごはん、どうしよう?」

そこでひらめいたのが、話題の炊飯器「バルミューダ ザ・ゴハン」でした。バルミューダは2003年に設立された日本の家電メーカー。2010年に販売になった扇風機「Green Fan」のメーカーといえばわかりますか? 自然界の風の揺らぎを再現するという視点が画期的でしたよね。そして放映中の朝ドラ「半分、青い」の原案協力したことでも注目を集めているメーカーなんです。いよいよ物語は最終章に入りましたが、鈴愛が最後に開発する「あるもの」って、、、気になる! 

話を元に戻しましょう。既存にはない価値をもつ家電、そして機能美を極めたデザインなど、バルミューダ社のものづくりの姿勢は和樂と同志のように感じたりして。友人の「バルミューダの炊飯器で炊いたごはん、おいしかったよ」という感想に「私もそれ食べてみたいー」となったのも本音です。バルミューダの「トースター」は水蒸気でふっくらと焼き上げる発想でパンにアプローチして、ヒットになった。であれば、日本人のソウルフードであるごはんにはどうするつもり? そこは知っておきたいし!

で、撮影スタジオにお招きしました。

欧文表記はBALMUDA The Gohan。羽釜の形がカワイイ! 色は白と黒の2色

炊飯器だけがスタジオに届いたのではないのです。炊飯まで見届けたいとバルミューダの社員さんもいらっしゃいました!

左からマーケティング部部長の半澤直子さん、PR担当の秦泉寺里美さん

えーっと、お米を研ぐ姿がすでに普通ではありませんよ。ボウルにお米、そこに少量の水を張ってつまみ洗いをされています。

バルミューダ推奨の研ぎ方はこう。お米を水で1回洗う(汚れ落し)、ひたひたに水を注ぎ、つまみ洗い。これを100回(60回を過ぎると糠の匂いがしてくるとか)。2、3回水ですすいだら終了。お米を優しく扱うことで、煮崩れのない、粒立ちのするごはんが炊きあがるのだそうです。

いよいよ炊飯。あれ? 炊飯器の外釜ににお水を注ぐのですか?

炊飯器は3合炊き設定。釜は二重構造で、2合炊く場合は外釜に200mlの水を入れる

内釜に米と水を入れるのはあたりまえとして、外釜に水! そのココロは「水蒸気の力でごはんを炊き上げる」ため。ゆっくりと時間をかけて加熱することで、むっちり粒のたったごはんが炊きあがるのだとか。

お赤飯やおこわの食感かしら?と想像しているうちに、炊けましたー。

バルミューダはっきりわかる粒立ちが特徴です。この日のお米は島根県産のつや姫

炊飯器の開発は実家が元農家という男性社員さんを中心に、「本来のごはんのおいしさ」を追究されたそう。バルミューダのごはんは、お米の主張が明快に伝わってくる味でした。たとえば家族が多く大量に、急いでごはんを炊かないといけない時期が過ぎて、じっくりごはんと向き合いたいライフスタイルに戻った方にはこのバルミューダの炊飯器が役立つのでは?また、週末に気合を入れてごはんを炊きたいときにはこの炊飯器など、使い分けるのもいいのかと。

ごはんを炊くという重要な任務を終えたおふたりには、撮影に用意されたおともを味見していただきました。お口にあったようで、この笑顔! ごはんもおいしかったですー。ご協力いただきありがとうございました。

バルミューダ ザ・ゴハンの紹介サイトはこちら

9月6日には新商品が登場するとか! 期待していますね。

写真・文/藤田 優

「ごはんのおとも全日本選手権」は、和樂10・11月号で!

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バルミューダ

書いた人

職人の手から生まれるもの、創意工夫を追いかけて日本を旅する。雑誌和樂ではfoodと風土にまつわる取材が多い。和樂Webでは街のあちこちでとびきり腕のいい職人に出会える京都と日本酒を中心に寄稿。夏でも燗酒派。お燗酒の追究は飽きることがなく、自主練が続く。著書に「Aritsugu 京都・有次の庖丁案内」があり、「青山ふーみんの和食材でつくる絶品台湾料理」では構成を担当(共に小学館)。