暮らしの中に「国宝」をモチーフにした品々を取り入れてみませんか?
職人たちの技が輝く江戸からかみの両面屛風
元禄3(1690)年創業の「東京松屋」が守り続ける、江戸からかみ。からかみとは、平安時代に中国から伝わった紋唐紙を日本で和紙に再現したものです。仏教の経典や和歌を書く料紙として、さらには襖や屛風、壁紙として室内を格調高く装飾するのに使われてきました。
今回は、伝統工芸に新しいデザインの風を取り込む東京都中小企業振興公社の「東京手仕事」ブランドとコラボレーション、モダンな屛風を「東京松屋」に制作していただきました。国宝『紅白梅図屛風』を描いた、尾形光琳の絵画に見られる蔦と波の表現を図案化した柄を、リバーシブルでお楽しみいただけます。
熟練の唐紙師の手仕事が輝いています!
左/雲母に金をたらしこみ、陽に反射してきらめく光琳蔦文様。
中/雲母の輝きが美しい光琳波文様。
右/どちら側にも曲がる丈夫な紙蝶番。
熟練の唐紙師たちがすべての工程を手作業で行った贅沢な逸品。図案が彫られた版木に、雲母や胡粉、布海苔などを独自に調合した絵の具を載せ、その上に手漉きの和紙を重ねて一枚一枚手で撫でながら文様を写し取り、摺られています。秋冬のリビングには、温かみのある「光琳蔦」文様、春夏は涼やかな「光琳波」文様で。季節や気分によって使い分けることができます。写真の3曲のほか2曲、4曲もオーダー可能ですので用途やお部屋の大きさに合わせて、お好みでどうぞ。
和樂×東京手仕事×東京松屋
江戸からかみ両面屛風「光琳蔦波四季屛風」
・2曲
¥215,000+税
展開時最大幅96×高さ150㎝。収納時の厚さは4㎝。約5㎏。
・3曲(写真のもの)
¥268,000+税
展開時最大幅144×高さ150㎝。収納時の厚さは6㎝。約7㎏。
・4曲
¥322,000+税
展開時最大幅192×高さ150㎝。収納時の厚さは8㎝。約10㎏。
天平時代から伝わる優美な超絶技法の茶杓
正倉院宝物の中でもとりわけ美しい繊細な装飾に目を奪われる、聖武天皇遺愛の撥鏤の尺。撥鏤とは、象牙を削って研磨した表面を茜、藍などの染料で染めたのち、文様を彫り、さらに緑や赤、黄の彩色を施す技法をいいます。
こちらは天平時代の撥鏤の復刻に尽力されている守田蔵さんが、同じ技法で制作した貴重な茶杓です。茜で染められた象牙に彫られた格調高い吉祥文様。おめでたいお祝いの茶席や記念の会などで印象的に心に残る素晴しい茶杓です。
茶席に気品と高貴さを漂わせて
左/守田蔵さんによる自筆箱書きの桐箱。
中/茶杓の後ろにとんぼの柄。
右/茶杓袋は龍村美術織物製。
守田蔵さんの「正倉院文様 紅牙撥鏤茶杓」
¥200,000+税
長さ18㎝。象牙(茜染め/撥鏤技法)。茶杓袋は絹。桐箱入り。日本製。[限定数4] ※茶杓柄は個体差が生じます。※茶杓袋の柄は選べません。
国宝絵画がお部屋の空間を彩ります
複製 国宝 雪舟「秋冬山水図」 軸装 2幅組み
世にある日本美術の中でも、とくに美術的にも歴史・文化的にも価値があるものだけが、国宝に指定されます。最高峰の美を放つ絵画と共に日常を過ごすことができれば、どれほど豊かな人生になることでしょう!
2017年和樂2,3月号の国宝特集で紹介した雪舟『秋冬山水図』と永遠の傑作『源氏物語絵巻』を超高精細デジタルで写し、原寸大で完全復刻。表具の美しさにも注目。原画と見まがうばかりの表現を日常空間で堪能していただけます。
複製 国宝「源氏物語絵巻 竹河(二)」 額装
複製 国宝 雪舟「秋冬山水図」 軸装 2幅組み
¥90,000+税
掛け軸は縦135×横49㎝(1幅)。風帯・一文字付三段表装。軸先は象牙代用軸(樹脂)。本紙は縦48×横30㎝(原寸大)。デジタル・プリンティング・アート。特漉鳥の子和紙。東京国立博物館の印章入り証紙付き。桐箱入り。日本製。
複製 国宝「源氏物語絵巻 竹河(二)」 額装
¥150,857+税
額は縦38×横120㎝。特装和額(天然木)、アクリル付。本紙は縦22×横48㎝。特漉鳥の子二号二層紙。美術印刷(本金手彩色)。重量約3.5㎏。限定800部(限定数番号入り、番号は選べません)。専用タトウ箱入り。特別送料¥1,000。日本製。