この秋こそ、京都で紅葉狩りを!
秋の日はつるべ落としといわれるように、日一日と昼が短く夜が長くなってきました。
それと同時に暑さもやわらいできて、紅葉が待ち遠しい季節の訪れを実感します。
収穫の秋、芸術の秋、食欲の秋と、秋は様々な楽しみがありますが、中でも最も日本らしい趣を感じられるのが〝紅葉狩り〟。
全国各地に紅葉の名所がありますが、人々の憧れを集め、一度観た人の心をとらえて離さないのは京都ではないでしょうか。
そこで、この秋、京都で紅葉狩りをしたいと考えている人におすすめの本があります。
京都の自然を移し続けてきた写真家・水野克比古さんが写真とエッセイを手がけた『京都 紅葉めぐり、雪模様』です。
喧騒の秋の京都で、静かに美しい紅葉を観るならここへ!
サブタイトルの「写真家の散歩道―秋冬編」でおわかりのように、春夏編に続いて刊行された第2弾では、萩や彼岸花といった秋の花や紅葉へと移り変わる秋の情景から、雪を頂いた冬景色まで、水野さんだからこそ撮ることができた至宝の瞬間を満載!
さらに、京都の風物詩に関するエッセイや、水野さんおすすめの2泊3日ルートが地図とともに載っているなど、かゆいところに手が届くような内容になっています。
京都というと、海外からの観光客で大賑わいの図が今や定番。ハイシーズンはいっそう込みあうことは必至ですが、この本に紹介されているのは、知る人ぞ知る紅葉の名所ばかり。喧騒とは無縁の、京都の秋の真の美しさを堪能することができます。
ここで、水野さん撮りおろしの素敵な紅葉をちょっとだけ
毘沙門堂(山科)
荘重な勅使門へ向かう毘沙門堂の参道は見事な紅葉でおおわれる。
上御霊神社(鞍馬口)
応仁の乱の勃発地として知られる上御霊神社は、銀杏の名所。
哲学の道
紅葉の散歩に最適な哲学の道。疎水べりは、こんな素晴らしい情景になる。
圓光寺(一乗寺)
書院から眺める紅葉は、まさに一幅の絵のよう。