富山県南砺市井波。江戸時代の中期、瑞泉寺再建のために京都本願寺から派遣された大工の技が、ここ井波の職人にも伝わりました。現在、人口8000人の井波には200人もの彫刻師がおり、その数は全国一。そんな伊波の街に、2019年10月8日新しくオープンした宿泊施設では、なんと井波の職人に弟子入ができるワークショップを開催しています。
ベッドアンドクラフト「巴」
富山県南西部に位置する南砺市井波は600年以上の歴史を持つ町です。1390年、本願寺5代門主・綽如上人(しゃくにょじょうにん)が、この地に瑞泉寺を建立されたことに始まり、以来、井波は瑞泉寺の門前町として栄えてきました。八乙女山と無数の田園に囲まれた自然豊かな地で、土地の恵みに感謝する「土徳」の考えが根付いています。
そんな井波に新しくオープンした宿泊施設は、ベッドアンドクラフト「巴(ともえ)」。建築家・山川智嗣氏総合プロデュースによる設計で、もともと料亭として使われていた古民家をリノベーションした佇まいです。
地元で活躍している3人の工芸作家、木彫家・前川大地さん、陶芸家・前川わとさん、仏師・石原良定さんによる室内インテリア監修と作品が展示されており、まるでギャラリーの中に泊まるような体験ができます。
ワークショップは予約制。職人の工房で直接指導を受けながら、オリジナルスプーンや漆の箸、木の豆皿などをつくることができます。
客室数は全3室。木彫りの街で、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。
宿泊施設情報
住所:富山県南砺市山見968-1
客室数:全3室(最大宿泊人数 15名)
宿泊料金:基本料金12,000円~(税込) 1名追加毎に8,000円(税込)
※一泊朝食付
※オープン特別価格
公式サイト: http://bedandcraft.com/