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2023.07.05

海のごちそう! 日本一甘い青森県佐井村のうに、生にする? 塩うにで食べる?【佐井村のうまいもの編】

和樂本誌8・9月号「国宝をめぐる旅」で紹介した本州最北端の下北半島で食べられる「生うに」。甘みののったキタムラサキウニの味わいは日本一、と胸を張る佐井村。夏限定の「生うに丼」、年間を通して楽しめる「うにぎり」、ほかにも食べたい魅惑の海産物をどーんとご紹介!

わかめを食べて育ったうには、より甘みが増すらしい

”まさかり”にたとえられることが多い下北半島。キタムラサキウニの産地・佐井村は、まさかり部分の西の端にある小さな漁村。日本海と太平洋が交わる好漁場なので、魚貝のえさとなる昆布や海藻の育ちも良好。季節が巡るごとに多彩な海産物が水揚げされるというわけです。まぐろで有名な大間町も近所といえば、すごい海域であることが想像できるでしょう?
佐井村のキタムラサキウニは、とにかく甘い。佐井村漁業協同組合の皆さん曰く、「わかめを食べて育ったうには、より甘みが強い」。複雑で長い海岸線をもつ佐井村のうに漁は、4月から6月中旬ごろまでは籠を使い、それ以降は銛(もり)を使うのだとか。うに漁は9月半ばまで続き、これだけ長い期間、生うにが食べられるのもこの土地ゆえ。

「まんじゅうや」の生うに丼は4月から8月末までの限定丼

うに丼3500円。まずはそのままの甘みを味わい、後半に醤油やわさびで”味変”してみても。そのぐらい、素のうにがおいしい! 

佐井村の名物「生うに丼」を食べるなら、「まんじゅうや」へ。庶民的な価格で麺や丼を提供するかたわらで、店主・北野友宣さんは20年前から「うに丼」の販売をスタート。漁師が手でむいた、採れたてのうににこだわります。1人前につき70から80gを贅沢に盛りつけるのも当時から。生うにをすするように食べても食べても、まだごはんの上にうにがある。こんな至福な体験はそうはないです。

塩うにのおにぎり”うにぎり”は「ちょこっと」で通年販売

「うにぎり」の黒光りする海苔。寒さが最も厳しい12月末から1月にかけて海中の岩に生える海苔でつくられるという、村の中のみで流通する知る人ぞ知る名品。口の中で海苔がはらはらとほどける味わい、強烈な旨みがたまりません。中身のうにと匹敵するほどおいしい!

うにぎり600円。

中を開けると、佐井村漁業協同組合特製の「甘塩うに」がたっぷり。塩分控えめに仕上げた無添加の塩うには、生うにと比べるとねっとり感が増しているような。うにの甘さとブレンド米「つがるロマン」の相性も抜群。なんと贅沢なおにぎりでしょう!

海のごちそうを買う・食べるなら「佐井村漁業協同組合」へ

佐井村の漁師たちが採るうにを一括して管理するのが、佐井村漁業協同組合。「うにぎり」の「甘塩うに」の味の良さに惹かれて、加工場を見に行ってみました。なんと、工場は海の前。採れたての海産物を即、加工。製造販売まで一貫していて、しかも手作業による丁寧さが強み。

右から「津軽海峡 甘塩うに」60g 1620円、「いくら しょうゆ漬け」皮が柔らかいタイプ/60g 1100円・皮が硬いタイプ/60g 700円、「鮭フレーク」100g 380円。※価格は佐井村漁業協同組合から直接購入した場合および現地購入の場合。ネット販売分とは異なります(「ほたてソフト」はネット商品は内容量も異なる。以下同)。

いくらは2種類あり、一般的にグレードが高いのは皮の柔らかいタイプ。硬いタイプは大粒で、皮がプチッと弾ける食感があり、食べごたえがあります。好みの分かれるところですが、私は口の中に皮残りのないソフトないくらが好きかも。いずれも醤油の味付けが薄味で品がいい。鮭フレークも着色料・保存料不使用。魚そのものに旨みがのっているから、それだけで十分なのです。

右から「ほたてソフト」65g 1320円・110g 2160円、「湯通しもずく」500g 800円・150g 400円。

半干ししてあるほたての貝柱は、大粒でやわらかい! 干してこれだけ大きいのだから、実物はもっと立派なんでしょうね。また驚いたのは岩もずくのシャキシャキ感。もずくの概念が変わる、天然もずくの鮮度の高さと食感です。もずく好きには一度口にしてもらいたい!

ご購入、お問い合わせ

ご紹介した海産加工物は全国発送が可能です。電話・オンラインでの注文を受け付けています。

電話注文

佐井村漁業協同組合
0175-38-4111

オンライン購入

現地で購入

手づくりマート
039-4711 青森県下北郡佐井村佐井大佐井114-1

次回【佐井村に泊まりにおいでよ編】公開予定! お楽しみに!

撮影/長谷川 潤

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藤田 優

職人の手から生まれるもの、創意工夫を追いかけて日本を旅する。雑誌和樂ではfoodと風土にまつわる取材が多い。和樂Webでは街のあちこちでとびきり腕のいい職人に出会える京都と日本酒を中心に寄稿。夏でも燗酒派。お燗酒の追究は飽きることがなく、自主練が続く。著書に「Aritsugu 京都・有次の庖丁案内」があり、「青山ふーみんの和食材でつくる絶品台湾料理」では構成を担当(共に小学館)。
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