「どのタイミングで食事をとるか」がとても大事となる奈良旅行。滞在時間を上手に使って、進化する奈良の食を味わえる店を、市内限定で紹介します！
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吉野本葛の製造元による葛たっぷりの料理と甘味！ 東大寺に行ったら「天極堂 奈良本店」へ
古くから薬や滋養食に珍重されてきた「葛（くず）」。
古式製造のものは「吉野本葛」と呼ばれ、特別な価値があります。
天極堂は奈良・吉野地方に拠点をもつ吉野本葛の製造元。奈良市内で本葛を食べてみたい、と思ったら東大寺近くにあるこの店へ。
寒さが増すこれからの季節は「吉野うどん」が一番人気。
吉野本葛を練り込んだなめらかなのど越しの細麵をさらに葛あんでとじるという贅沢さ。
また食事の締めには「葛もち」も欠かせません。
注文が入ってから10分以内に席に届けられるため、水で締めた外側はひんやり、中は葛を練ったばかりで温かい。
この温度差が味わえるのも、つくりたての醍醐味なのだとか。
食事処は1階奥と2階にあり、おすすめは2階。
東大寺の西大門跡地の公園が借景となり、白土塀や奈良町家を望むことができます。
10時から通し営業というのも好都合。
ランチや甘味で心と体を満たし、また東大寺に戻るのもいいかもしれません。
2階席から眺める景色もごちそう。秋はいちょう、春は桜が見もの
寒い季節の一番人気は「吉野うどん」
ほんのり温かいぷるぷるの葛もちをぜひ
DATA「天極堂 奈良本店」
「てんぎょくどう ならほんてん」
住所：奈良県奈良市押上町1-6
電話：0742-27-5011
営業時間：10時～19時30分（イートインのL.O.は19時）
休み：火曜（祝日の場合は営業、翌日休業）
公式サイト：https://kudzu.co.jp/
撮影／石井宏明 構成／藤田 優、後藤淳美（本誌）
※本記事は雑誌『和樂（2022年12月・2023年1月号）』の転載です。
※掲載した価格は2024年10月現在のもので、税込です。
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