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2024.12.03

金沢で続く本物の味と、〆の絶品〝出汁オムレツ〟を2軒目にいかが?「季節おでん じゅん」【金沢おでん・新旧名店3】

人口比で日本一おでん屋が多い町、金沢。おでんブームは加速中ですが、一度食べたぐらいではつかめないのが、この町のおでん屋の奥深さ。そこで、金沢で今行きたいおでん屋を、常連客と観光客が適度に入り交じる人気の店から4軒厳選。

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スタンドでお気軽に、自慢の練り物はモチモチ「季節おでん じゅん」

2022年7月オープン、金沢初のおでんスタンドが誕生。店主・西村純也さんは、おでん界に新風を吹かせた気鋭の店「ちくわ」の開店から携わり、7年の修業を経て独立開業となりました。

前職の店を踏襲するのは自家製の練り物。加賀れんこんや紅しょうがなどをすり身とあわせたオリジナルの種に、心が躍ります。
実は金沢や能登は野菜の産地。おでん種にも五郎島金時(ごろうじまきんとき)や能登産のきのこ類が入ったり、さまざまな地物野菜を口にできるメニュー構成も金沢生まれの店主らしいこだわりです。

「後発の店だからこそ、金沢で続く本物の味を。そこをはずしたらダメかなと思っています」と西村さん。
出汁は、羅臼(らうす)昆布と青魚をブレンドした削り節。そこに金沢が誇る「大野醬油」、塩と砂糖で調味。
「塩みと甘み、ギリギリまで攻めて調えます」というおでん出汁は、削り節の香りを立たせたキリッとした味わい。
豆腐は揚げ豆腐、焼き豆腐とそれぞれにおいしい店を使い分けるなど、〝金沢おでん〟をブラッシュアップして、独自のおいしさを追求しています。

予約困難な店が多いなか、気楽に立ち寄れるこちらは貴重。2軒目にバーではなく、おでんスタンドで飲むのもいかがでしょう?

自慢の「お通し」と、〆の一品!「出汁オムレツ」

左/季節野菜のピクルス、「天狗ハム」などを盛り合わせた「お通し」700円(左、小盛りも対応可)。「福ふく光みつ屋や」の「日本酒ハイボール」600円とどうぞ。右/「出汁オムレツ」600円。味つけはおでん出汁のみ。卵2個が入りますが、ペロッといける。

定番に加えて、きのこ、焼きなす、加賀れんこんのおでんもあります

おでん種はひとつ100円から、10~15種ほど提供。プチトマトの入る自家製練り物「トマトボール」280円はぜひ注文を。

揚げたての練り物をぜひ!

店内はL字カウンターに8席。右/「サイドメニューは愛嬌のある九谷焼の小皿でお出ししています」(西村さん)

DATA「季節おでん じゅん」

住所:石川県金沢市片町2-23-6 とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO 1F
電話:090-1395-0854
営業時間:18時~23時
休み:月曜 ※予約が確実

撮影/宮濱祐美子 構成/藤田 優
※本記事は雑誌『和樂(2024年2・3月号)』の転載です。掲載価格はすべて税込で、価格や営業時間などは変更される場合があります。お出かけの前にご確認ください。

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和樂web編集部

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