日本最大の神社本殿をもつ、島根県出雲市の出雲大社。縁結びの神様として広く知られ、全国から多くの参拝者が訪れます。今回は、そんな出雲大社の神域・境内歩き方ガイドをご紹介。正しいルートに沿って参道を歩き、本殿と周囲に点在する摂社・末社を参拝しましょう。
正しく参拝したい! 出雲大社 歩き方ガイド
いざ、木製の鳥居から境内へ!
出雲大社の正門、勢溜(せいだまり)の鳥居から境内へ。参道の途中、右手に祓社(はらいのやしろ)があります。お社を拝し、心身の穢(けが)れを祓いましょう。
厳かな松の参道を進む
参道が続く。神様の通り道である中央は避けて歩きましょう。行きは本殿に向かって左側、帰りは右側を歩くのが慣わしです。
手水舍(てみずや)で穢れを祓う
手水舍で手を洗い、口をすすぎ、身の穢れを払い、参拝の準備をしましょう。東側と西側には、大国主大神の大きな銅像もあります。
銅の鳥居から神域へ
銅の鳥居の周囲に荒垣が巡らされ、神域に入ることを示します。手前に拝殿、奥に本殿。豪壮な屋根が連なって見えています。
いよいよ本殿へ!
「二礼四拍手一礼」の出雲大社の作法で拝殿、そして本殿を参拝。八雲山を背景に絵画的な美しさが漂います。
摂社末社にごあいさつ
本殿から、反時計回りに瑞垣の周りを歩き点在する摂社、末社を拝する。十九社の苔むした檜皮葺の屋根が時を語っているようです。
北側では本殿がぐっと近い
瑞垣の外側を巡り、北側へ来ると本殿の後ろ姿が近く、ますます雄大です。木立に、兎の像が点在していてとても愛らしい。
彰古館(しょうこかん)で大黒様とご対面
本殿の北西に立つ彰古館は、かつての宝物館。大正時代の建物で趣があります。奉納された大黒様がずらり並ぶ。
御神座(ごしんざ)の正面から拝礼を
瑞垣の西側に小さな拝礼の場所があります。本殿内部にある西向きの御神座に対し、ここで真正面からも参拝すれば完璧!
撮影/篠原宏明
◆出雲大社
住所 島根県出雲市大社町杵築東195
公式サイト