毎週水曜日に、今週末足を運びたい和樂編集部オススメの美術展情報を配信!!
川端龍子-超ド級の日本画- 展
@山種美術館
川端龍子の没後50年を記念した『川端龍子-超ド級の日本画-』展。迫力に満ち、スケールの大きな作品が多数展示されています。大目玉は、龍子の機知と技術が結集した傑作『草の実』。紺地に金泥で描かれた秋の定番の草花は、カッコイイの一言につきます。他にも、自らが立ち上げた青龍社の第1回展へ出品した記念すべき作品『鳴門』や、横幅7.2m超えの大作『香炉峰』も展示。みどころたっぷりの展覧会となっています。
公式サイト:川端龍子-超ド級の日本画-
和樂編集長が展覧会の見どころを紹介!
絵画への意志-新規収蔵品からの展望-
@大田区立龍子記念館
本展は絵画への意志をテーマに、川端龍子の作品だけでなくその下図の資料を通じて作品にこめられた思いを読み取っていくものになっています。川端龍子は多くの下図を残さなかったそうですが、今回は数少ない貴重な下図を本画と比較しながら観ることができます。個人的に『百蟇図』および下図がとても気に入っています。様々なポージング、表情のヒキガエルが描かれており、愛嬌たっぷりです。下図を見ると一度紙に描いたものを切り取り、別の紙に貼ることで構図を考えた跡が見て取れ、大変な作業だったことが容易に想像できます。[和樂編集部 Aya]
公式サイト:絵画への意志-新規収蔵品からの展望-