2017年12月9日から、三井記念美術館で「国宝 雪松図と花鳥 -美術館でバードウォッチング-」が開催されます。
お正月の「顔」とともに鳥が登場する名品を一堂に
国宝 円山応挙「雪松図屛風」三井記念美術館蔵(展示期間:2018年1月4日〜2月4日)
美術鑑賞初めは三井記念美術館から、という人も多いのではないでしょうか。お正月恒例となっている国宝「雪松図屛風」の展示ですが、今回は、館蔵品のなかから花鳥をテーマに、鳥が描かれた絵画や、鳥をかたどった工芸品などをセレクト。
野々村仁清「色絵鶏香合」三井記念美術館蔵
茶道具では野々村仁清の「色絵鶏香合」、鳳凰の「鳳」の文字を凡と鳥に分けて読ませ、鳳凰が住むという桐の花を蒔絵した凡鳥棗など。花鳥画では伝牧谿の「蓮燕図」から、重要文化財の「日月松鶴図屛風」、渡辺始興の「鳥類真写図巻」ほか、名画を惜しげもなく展示。工芸作品も華やかなものがそろいます。さまざまな時代のさまざまな鳥たちが登場する、美術館での楽しいバードウォッチング。