笛木 あみの読み物

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芸能と文化
音楽の力は言語を超える!中野「チャランケ祭」で出会う沖縄・アイヌ文化の真髄

歌や踊りには、言語を超越する力があるー。よく言われるこの言葉を、私はこれほど強く実感したことはないかもしれません。それほど、2019年「チャランケ祭」のパワーは圧倒的でした。チャランケ祭とは、沖縄舞踊とアイヌ舞踊を中心とした、国際的な文化の祭典です。1994年、沖縄出身の金城吉春(きんじょう・よしはる)と数人の有志が発起人となって始まり、以後1度も休まずに東京都中野の地で毎年開催されてきました。 そして今年もまた、第26回目となるチャランケ祭の季節がやってきました。雨予報ではじまった2019年11月3日~4日の二日間、参加者と来場者双方の興奮で温められた会場は、雨をも蒸発させてしまう熱を持って […]

旅と食
縄文人は肉のみによって生きるにあらず。ドングリによって生きるのだ!

縄文時代の食生活がどんなものだったか、想像がつきますか? 縄文時代、それは現代日本人がリスペクトしてやまない「お米様」を知る以前のお話です。縄文の食事というと、なんとなく屈強な男たちが骨付き肉にかぶりつく、ワイルドな姿を想起する方も多いかと思いますが、実はそんな単純なものではありませんでした。縄文人は、焼く、煮る、蒸す、干す、茹でる、そして燻製、塩漬け、パンにお粥にクッキーに、なんでもありのグルメな人々だったのです。その食へのこだわりかたは現代人さながら、いやむしろ「食の国ニッポン」の起源は縄文時代にあるといっても決して過言ではありません。 そこでこの度、実際に縄文人と同じやり方で料理する、縄 […]

芸能と文化
縄文時代にも地元愛があったの!? 現代人もびっくりな集落間ネットワーク

近年、博物館が「縄文展」を開催したり、縄文をテーマにした映画が上映されたり、縄文時代に注目が集まっています。それもそのはず、縄文時代は、1万年以上にも渡って同じような文化体系を貫き、平和な社会を実現していた「スーパーサステイナブル」時代なのです。「サステイナビリティ」とは、「持続可能性」のこと。約1万2000年の長きに渡ってこの列島で文化を育み、日本列島文化の地盤を整えた縄文人。彼らはどのようにして、高度かつ豊かな文化体系を1万年も守り続けたのでしょうか。 縄文時代は、日本列島に住む人々が、はじめて一定の場所に居を構える「定住生活」をはじめた時代です。「定住」のはじまりとは、すなわち「地元」と […]

旅と食
オハウにチタタプ!アイヌ料理を学んでみたら、寒い冬が怖くなくなった!

みなさんはご存知でしょうか、日本語の「鮭(サケ・シャケ)」が、アイヌ語の「シャクイペ(sak-ipe)=夏の食べ物」に由来しているということを。(※諸説あります)そう、鮭の本場はなんといっても北海道、そして鮭料理の本場はなんといってもズバリアイヌ料理です。 この度東京都九段下にて、鮭をまるごと一匹調理する本格アイヌ料理教室が開かれると聞きつけ、さっそく参加してきました。北の大地で培われたアイヌ料理には、体を温めるための知恵がいっぱい。寒い冬を越すのが怖くなくなる、絶品料理をレポートします。 講師の宇佐照代(うさ・てるよ)さん。(チタタプ仕上げ中)関東アイヌの一人として、日本中、世界中でアイヌ文 […]

芸能と文化
土偶は縄文人の雛人形?謎しかないその正体に迫る!

近年の縄文ブームで、「遮光器土偶」や「みみずく土偶」「ハート型土偶」なんかはすっかり市民権を得ましたね。現在までに出土している土偶の数は、なんとおよそ2万点。それもほんの一部で、日本列島の土の下にはまだまだ未発見の土偶がたくさん眠っているはずです。縄文人土偶ばっかり作りすぎだよ・・・なんてつっこんではいけません。なにせ縄文時代は長いのです。たとえ全ての土偶がその3倍あったとしても、ざっくり1万年で割ると、単純計算で年平均6点、それも「全国で」です。土器に比べれば、土偶は特別な機会にのみ作られる貴重な呪具だったはずなのです。しかも、その貴重な呪具を、1万年もの長きに渡って地道に作り続けたのです。 […]

芸能と文化
1万年以上作られていた! 土偶が語る縄文ネットワーク事情が濃い!

縄文時代のスターといえば、現代の「ゆるかわ」キャラクターとも比較されちゃう土偶ですね。しかし、1万年の間に作られた大量の作品は、「土偶」と一括にはできないほど多種多様。国宝級の土偶があると思えば、粘土遊びのような稚拙なものもあるし、手のひらサイズの小さな土偶があれば、30cmを超える大型のものもあります。しかしこれら土偶は、決してはじめから多種多様だったわけではありません。1万年の歴史の中には、培われた伝統があり、変遷があり、大きな革命があったのです。 そこで今回は、縄文人のクリエイティビティの代名詞とも言える土偶の歩みを振り返ります。時代や地域によって、土偶のスタイルはどのように変わっていっ […]

芸能と文化
歌と踊りと絶品ご飯!アイヌ文化と沖縄文化の祭典「チャランケ祭」が今年もやってくる!

今年も沖縄人(ウチナンチュ)とアイヌの祭典「チャランケ祭」が開催されます! 東京都中野の地で1994年にはじまったチャランケ祭は、今年でなんと26年目。94年当初から、アイヌ舞踊と沖縄伝統のエイサーを中心とし、日本中、また世界各地の民俗芸能が披露されてきました。踊りや歌の合間には、アイヌ民族の祈りの儀式「カムイノミ」や、沖縄県に伝わる祭の儀式「シタク」も行われます。そしてもちろん、普段はあまり食べられないアイヌ料理や沖縄料理の出店も!2019年11月3日〜4日、今年も視覚、聴覚、味覚、そして体中の筋肉が刺激に震える2日間がやってきます! しかしそもそも、なぜ沖縄とアイヌなのか? そしてなぜ中野 […]

芸能と文化
1日実働4時間だった縄文人、ヒマな時間の使い方がクリエイティブすぎる

縄文時代の遺構には、日常生活に関わるもの(住居跡や墓など)とは別に、ちょっと現代人には理解不能な、長い時間と労力を注いでムダなものを造ったとしか思えないものがあります。それらは苦し紛れに「モニュメント(記念碑)」と呼ばれていますが、決して何かの記念に建てられたことがわかっているわけではありません。わかっているのは、それらがどうも、実利を目的として造られたのではないこと、しかもその規模たるや、途方もない年月と人員、労力を要する大層なものばかりであること、それ故に縄文人にとってはとてつもなく大切なものであったらしいということだけ。 モニュメントには、環状列石(かんじょうれっせき)や配石遺構と呼ばれ […]

芸能と文化
アイヌ文様が奏でるカムイの物語。「刺繍」が紡ぐ縄文スピリット【北海道】

今アイヌ文化が非常に注目されています。北海道では「イランカラプテキャンペーン」と称して、アイヌ語やアイヌ文化の普及啓発活動を行い、この流れは着実に本州にも届きつつあります。また、2020年には「民族共生象徴空間」として北海道白老町に「国立アイヌ民族博物館・国立民族共生公園」も誕生します。アイヌ民族や彼らの伝統文化に興味を持つ人がどんどん増えてきているのです。 アイヌ文化には、日本列島の魂の故郷である”縄文スピリット”を色濃く受け継いだ魅力がいっぱい。今回は、関東を中心としてアイヌ文化の伝承に携わっている宇佐照代さんの作品を通して、アイヌ芸術の一つであるアイヌ刺繍の魅力についてご紹介します。 出 […]

芸能と文化
さすがすぎるぜ、美食の国ニッポン。縄文時代からごはんのクオリティがハンパなかった!

昨今、環境問題を考えるにあたって、「サステイナビリティ」という言葉が囁かれるようになりました。「サステイナビリティ」とは、「持続可能性」のこと。主に、人間社会の活動が自然と調和しつつ、破綻することなく将来に渡って継続できる可能性のことをいいます。 我が国日本で、もっともサステイナブルな社会を実現した時代といえば、なんといっても1万年以上続いた縄文時代です。そこで今回は、縄文時代の文化体系を支えた、「サステイナビリティ」について前編/後編に分けて考えてみたいと思います。なぜ縄文時代は同じような文化を1万年も続けることができたのか? その秘密の一つは、自然を支配するのではなく、自然のほうに人間の生 […]

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