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2019.10.04

「水質日本一」高知の清流・仁淀川。周辺観光、グルメ、アクティビティ情報を一挙紹介

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令和元年7月1日、国土交通省が全国164の1級河川を対象にした平成30年度の水質調査結果を発表し、「水質日本一」に選ばれたのが、高知県の仁淀川(によどがわ)。
水中の汚れを示すBOD(生物化学的酸素要求量)の年間平均値を測定した結果、1ℓあたり0.5㎎以下。四国で唯一、「水質が最も良好な河川」の17河川に名を連ねたのです。

透きとおった清流が青く揺らめく「仁淀ブルー」

平成24年から5年連続で水質日本一になった仁淀川ですが、前回の平成29年の調査では、水量が少ない日があったことなどから選に漏れ、今回2年ぶりに日本一に返り咲きました。
透明度が高いからこそ、水面と川底が青く輝く「仁淀ブルー」と称される仁淀川。
高知市内から車で30分というアクセスのよさで、都市から最短距離の秘境や奇跡の清流を巡る旅ができるのも魅力的です。

各種体験プログラムやご当地グルメも盛りだくさんで、暑さ厳しいこの季節に、訪れてみたいところが盛りだくさんの仁淀川の、とっておきの観光情報をお届けします。

「仁淀ブルー」の名所・安居渓谷


仁淀川流域で随一の「仁淀ブルー」スポットといえば安居渓谷。トップ画像の季節や時間帯で青や緑に色を変わる「水晶淵」、落差60mの「昇龍の滝・飛龍の滝」など、自然の絶景がすぐ手の届くところにあります。仁淀ブルーの世界を体感できる散策ガイド(要予約)もおすすめです。
●安居渓谷 高知県吾川郡仁淀川町大屋 仁淀ブルー観光協議会

水質日本一の清流で楽しむリバーアクティビティ


仁淀川やその支流ではラフティングやカヌー、SUP、シャワークライミングなど、童心に返ることができるリバーアクティビティが豊富に揃っています。川の流れが比較的穏やかなため、家族連れでの「ソフトラフティング」もおすすめ。川面を緩やかに下るカヌーは初心者でも気軽に楽しめます。
仁淀ブルー観光協議会

開放感あふれる河原でレッツBBQ!


仁淀川流域には、清流のほとりでキャンプを楽しめるスポットがそこかしこに。いの町波川公園の「にこにこ館」では、手ぶらでバーベキューを味わえるセット一式の貸し出しを行っていて、高知県特産の土佐あかうしと地元野菜を気軽に堪能できます。水深が浅い川では、親子連れで水遊びもできます。
●波川公園 高知県吾川郡いの町 波川にこにこ館 

仁淀ブルーで育った絶品のツガニ


夏から秋にかけて旬を迎える「ツガニ」。水質日本一の清流で育まれた芳醇な味わいは、上海蟹を超えるという評価も。高知ではツガニを殻ごとミキサーで潰して漉した「こごり」を食べるのが一般的で、仁淀川を一望できる食事処「あおぎ」の絶品「蟹うどん」は頬が落ちそうなほど!
●あおぎ 高知県吾川郡いの町勝賀瀬3192 参考サイト

高知名産!脂が乗った夏のウルメイワシ


カツオとともに高知県の代表的な海産物に挙げられるのが「ウルメイワシ」です。仁淀川河口域の土佐市では昔ながらの一本釣りで究極の鮮度を保ったまま水揚げ。舌の上でとろける甘みと旨みは、絶品中の絶品です。
●割烹なかうち 高知県土佐市宇佐町宇佐2141-1 参考サイト

シュガートマトの産地「オムライス街道」


仁淀川流域の日高村は、糖度の高さで全国的に有名なシュガートマトの産地。村の街道沿いには特産トマトや地元の新鮮な食材を使ったオムライスを提供する飲食店が軒を連ねる、通称「オムライス街道」。週末には県外からも多くの観光客が訪れています。
●日高村オムライス街道 参考サイト

仁淀川流域の特製茶葉を使ったスイーツ


高知県は隠れたお茶どころ。中でも仁淀川町は香り高い茶葉の産地として有名です。最近は、ほうじ茶やかぶせ茶の香り豊かな和菓子やパフェ、ケーキなどお茶の旨みを活かしたスイーツを仁淀川の絶景とともに楽しめるカフェが人気を集めています。
●おすすめカフェ:「池川茶園工房カフェ」「茶農家の店あすなろ」