大河ドラマ『光る君へ』がいよいよ始まりますね。そこで平安時代にまつわる漢字クイズ! 「後朝」は何と読むでしょうか?
好きな人と、離れたくなんてない
答えは「きぬぎぬ」。後朝(きぬぎぬ)とは、男女が一晩過ごした翌朝のことを指します。平安時代は男性が女性のもとを訪ねるのが一般的なので、出勤が始まる朝には一度離れなければならないのです。
この時ほど「もっと一緒にいたいのに……」と思い乱れる時間はないことから、たくさんの「後朝」にまつわる歌が詠まれました。
清少納言の書いた『枕草子』には、「こんな後朝はいやだ」「こんな後朝が理想♡」といったことも書かれています。ぜひあわせてチェック!
後朝(きぬぎぬ)とは。枕草子にも書かれた理想のアフターナイトを解説
アイキャッチ画像:月耕『源氏五十四帖 五十一 浮舟』,横山良八,明治28. 国立国会図書館デジタルコレクション