Culture
2019.08.30

人気の「TRAIN SUITE四季島」で美の国ニッポンを知る旅へ【PR】

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日本の美しい風景と四季折々の味覚を満喫する優雅な列車の旅が、ここ数年、話題を集めています。中でも人気の「トランスイート四季島」は、東北、そして北海道までを巡るルートがあり、様々な姿を見せる日本各地の魅力を存分に味わえる“クルーズトレイン”として人気です。

この度、2020年春のコースの申し込みが始まったのを機に、忙しい働く女性にも人気の1泊2日コースを例に、その魅力をご紹介いたします。

1日目 信州の絶景と山梨ワインを楽しむ

信濃国、姨捨山の棚田。斜面に並ぶ不揃いな形の水田が織りなす造形と、千曲(ちくま)市から長野市へと広がる善光寺平を望む絶景。

色鮮やかに移り変わる日本の四季の美しさに出合う鉄道の旅。「トランスイート四季島」が大切にするのはそんな「深遊探訪(しんゆうたんぼう)」の旅です。中でも、東日本の魅力をぎゅっと濃縮した週末1泊2日のコースは、日本の原風景を眺めつつ、各地の工芸品に触れ、さらにはそこでしか味わえない食材やお酒を満喫できる、欲張りなコース。

旅の始まりは上野駅。ここが駅中かと思うような豪華な専用ラウンジ「プロローグ四季島」にて出発前のひとときを過ごし、目の前の「新たな旅立ちの13・5番線ホーム」から乗車し、出発です。

列車は中央本線を西に向かい、一路山梨県を目指します。全10両編成に用意された客室はたったの17室のみ。しかもそのすべてがスイート仕様です。

室内は、岩手の浄法寺漆(じょうぼうじうるし)のパネルや仙台箪笥(たんす)をイメージした設(しつら)えのクローゼット、福島の入金真綿(いりきんまわた)を使用した掛け布団など、東日本を代表する工芸品で構成されていて、そのぬくもりある個室で、くつろぎながら四季折々の景色や美味が味わえることでしょう。

旅程内には途中下車し、その土地の文化を実体験するプログラムも用意されています。まずは山梨県の塩山(えんざん)駅で下車、甲州市の「笛吹川(ふえふきがわ)温泉 坐忘(ざぼう)」にある古民家施設内で、甲州ワインと地元の食材による茶懐石の昼食。次に日本のワイン醸造のルーツがわかる甲州市近代産業遺産「宮光園(みやこうえん)」を訪問します。

その後、山梨県から長野県に入った列車は諏訪から松本を経由してさらに北上。列車内での夕食後には、さらなるサプライズが。篠ノ井(しののい)線姨捨(おばすて)駅のホームに設置された四季島専用ラウンジで、日本夜景遺産にも選ばれた絶景を愛でつつ、地酒やワインをいただく特別な時間が用意されています。

見事なまでに折り重なった棚田のひとつひとつに月が映り込む景色は「田毎の月(たごとのつき)」と呼ばれ、松尾芭蕉や小林一茶が俳句に詠み、歌川広重が浮世絵に描いたことでも知られています。眼下に広がる遙か善光寺平(ぜんこうじだいら)の街の灯は、キラキラとまさに宝石をちりばめたよう。絶景&美酒とともに初日の夜は更けていくことでしょう。

2日目 会津の郷土食と漆器の美に触れる

会津郷土料理割烹「田季野(たきの)」の玄関口。暖簾には大きく「元祖輪箱飯(わっぱめし)」の字が。それもそのはず、初代店主が1970年に曲げわっぱに出合い、これに会津の食材を使ってわっぱ飯をつくりたい、と思ったのがきっかけという。

1日目、長野市、妙高を抜けて直江津で日本海に出た「トランスイート四季島」は、今度は新潟県を北上、新潟市から磐越西線(ばんえつさいせん)を福島県へと進みます。そして2日目の朝、会津地方の喜多方駅に到着。下車して割烹「田季野」にて朝食をいただきます。名物わっぱ飯をはじめとする会津郷土料理には、地元農家の特別栽培による新鮮野菜を使用。

わっぱ飯は、山の幸、鮭、イクラ、カニなどその時々の旬の食材と会津米コシヒカリを蒸しあげたもの。

朝食後はバスで移動し、天保3年創業の老舗「鈴善(すずぜん)漆器店」にて会津漆器の世界をたっぷり堪能。蒔絵師(まきえし)の指導による絵付けも実際に体験できます。
福島県郡山駅から東北本線を帰京の途につく車内では、旅のフィナーレである昼食に。栃木県宇都宮市の人気フレンチ「Otowa Restaurant」の音羽シェフが車内に乗り込んで腕をふるう料理はまさに絶品。宇都宮を代表する食材、ヤシオマスやとちぎ和牛などが織りなす極上の一皿を楽しみます。

日も暮れるころ上野駅に帰り着き、旅の終わりが告げられます。短くも、濃密な週末の旅は、忘れがたい、特別な思い出になることでしょう。

「トランスイート四季島」でゆったりとした時を味わう列車旅

「トランスイート四季島」のコースは今回ご紹介した1泊2日コースのほかに、3つ。春から秋にかけての3泊4日コースは、「豊かな自然が四季折々にみせる風景や自然と共にある暮らしや文化にふれる旅」をテーマに、東北本線を北上し、最終的には青函トンネルを抜けて北海道登別まで旅します。

また冬季のみの2泊3日コースは、「雪国ならではの繊細な景色や、冬の愉しみを再発見する旅」をテーマに、宮城県、青森県、岩手県をめぐり、最終日には宮城県鳴子(なるこ)温泉を訪問。そのほかに「東日本の四季折々の美しい景色と、その時期にしか味わうことのできない味覚と出会う旅」をテーマにした「東日本の旬」コースもあります(要問い合わせ)。

「トランスイート四季島」は、列車そのものの内装や外装など、そのデザインの斬新さでも話題を集めました。デザイン プロデュースは、ポルシェなどの自動車のデザイナーとして世界的に著名な奥山清行氏。「世界に誇るべき日本を、鉄道を通して楽しんでいただく」ことを念頭に置いたといいます。

一方、自慢の料理の総監修には、1979年、日本人として初めてミシュランの星を獲得した中村勝宏氏。「走る三ツ星レストランという今までにない食空間を目指したい」と語ります。

客室は3種類。まずは車両半分のスペースを占める「四季島スイート」。1編成で1室のみの和室つきメゾネットタイプです。

メゾネットタイプになった「四季島スイート」の上階は、見晴らしもよく、掘りごたつ風のテーブルでくつろげる和室。1階は寝室。

次に幻想的な暖炉風オブジェを配した「デラックススイート」。ともに檜風呂も備え、さながら高級ホテルに滞在しているよう。15室ある「スイート」は、コンパクトな空間にゆったりとしたシートを配置。シャワールームつき。

10両編成の先端と最後部には展望車両、中央部にはラウンジ車とダイニング車を配置。列車内にはトレインクルーが24時間待機して、いつでも好きな飲み物、軽食を楽しめます。旅行中の飲食はすべて代金に含まれているので、心おきなく美酒とともに日本の美しい風土を旅することができます。

「トランスイート四季島」のおもてなしは、日本の美しさをゆったり堪能する最高級の旅の思い出となるに違いありません。

6号車は、食堂車「DINING しきしま」。景色を存分に楽しめる窓側に向いた席もある。隣の5号車「LOUNGE こもれび」では、ピアノ演奏も。

「トランスイート四季島」2020年春の運行分の申し込み受付開始

申し込みはほぼ1年前から始まります。2020年春運行分は、現在申し込み受付中で、2019年10月31日までの期間に申し込み、応募者多数の場合は抽選となります。東京駅八重洲中央口にある「ギャラリー 四季島」では様々な情報を発信しているので詳しく知りたい方はこちらへ(事前予約制)。

料金は1泊2日コースで、お一人様¥370,000〜(スイート2名1室利用の場合)。

2020年春 おすすめの1泊2日コースは東日本の魅力をぎゅっと濃縮

棚田、ぶどう畑などぬくもりのある里山の風景や、その地に息づく工芸品の粋を堪能する2日間。

1日目 上野駅〜塩山駅で途中下車して昼食〜車内にて夕食〜姨捨駅〜車中泊
2日目 喜多方駅で途中下車して朝食〜バス移動して会津観光〜会津若松駅〜車内にて昼食〜上野駅

詳しくはこちら
「トランスイート四季島」専用ホームページ

お申し込みについてはこちら
「トランスイート四季島」お申し込みページ